神奈川県産コケ植物チェックリスト(2019年改訂版)で、新たに記載された。又、2020年版の神奈川県RDBで、新規にDDに指定された。
佐々木によって、2009年に県新産種として発表された。それ以降の発表はなく、県内生育地は、この1カ所のみとなっている。
小田原市入生田にある神奈川県立生命の星・地球博物館のほど近くに、箱根登山鉄道入生田駅がある。駅から真北の直ぐの山上に、山神神社が鎮座している。「さんしんじんじゃ」と呼んで、大山祇命と木花咲耶姫命を、林業や石工関係者が祭っている。標高は、100m程ある。照葉樹に覆われたやや暗い境内には、溶結凝灰岩で出来た岩や祭壇がある。この岩上に、疎らに着生している。均茶庵は、2012年6月と2013年6月に生育を確認している。{再確認}
【野口】 蒴壁と胞子室が分離している
【牧野】 G. di-二 physcium胃袋。胞子嚢の形が胃袋に似ているから。
【e-Flora】G. di-, two, and physkion, little gut, alluding to double bladder of spore sac and capsule wall
【Smith】referring to the double tissue of the exothecium and sporangium.
【Crum】Named because the capsule wall is fairly distinct from the spore sac, being connected to it by short filaments, thus resulting in a double bladder.
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{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。
*引用文献及び略語については、「コケの参考書」をご覧ください。
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