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西日本では、ごく普通にみられるが、熱帯~亜熱帯種のためか、神奈川県では非常に珍しい。報告例は、非常に少なく、又、古い。ホソバオキナゴケ(L.juniperioideum)として、見落としている可能性もある。
当種は、ホソバオキナゴケに似ているが、絹のような光沢がある事から、注意すれば野外でも判別出来る。顕微鏡下では、中心束があること、及び、葉基部の断面細胞が4層以下であることなどの特徴を持つ。
1.鎌倉: 建長寺 {未}
1985年に生出によって報告されているが、詳細は不明。
2.東丹沢: 清川村煤が谷 {未}
1986年に生出によって報告されているが、詳細は不明。
3.箱根: 芦ノ湖西岸遊歩道 標高752m {文献記録ナシ}
真田浜の北の遊歩道地上脇に、4~5個の小さな塊を作っていた。均茶庵は、2021年11月に生育を確認した。
引用文献:
生田智哉・他(1985). 鎌倉の蘚苔類仮目録. 神奈川県自然史資料6
生田智哉・他(1986). 丹澤山地東斜面とその山麓の蘚苔類目録第一報. 神奈川県自然史資料7
076.1 Leucobryum シラガゴケ
【野口】leuco白い bryumコケ
【e-Floras】G. leukos, white, and bryon, moss
【Smith】meaning white moss
【Crum】This name means white moss.
【秋山】「leuco=白色+bryum=コケ」 植物体の色から.
【田中】ギリシャ語でlcucoは 白を意味し、ラテン語でbryumは蘇 類を意味する。白いコケ。
作成: 211127 均茶庵
{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。