RDBには、県内の下記各地が記載されている。均茶庵は、いずれも確認できていない。{未}
RDB発行以降は、新規地での生育が確認されていない。
RDBによる生育状況は、以下の通り。
いずれの生育地でも、風通しの良い稜線上の低木や亜高木の樹幹や枝先に、少量ずつがまとまって点在している。
1. 箱根:
火山情報発令中のため、いずれも立ち入り禁止となっている。
1)箱根山神山 頂上及び直下付近 標高1,437m 樹幹
2)駒ヶ岳 頂上~コル部 標高1,240m 枝
3) 湯ノ花沢源頭
2. 金時山 頂上付近 1,210m樹幹
3. 菰釣山 ぶな沢乗越~頂上の尾根筋 標高1,360m
4. 丹沢山
1)みやま山荘付近 標高1,470m
2)不動の峰に向かう尾根筋 標高1,440m
一方、静岡県天城山からは、2013年に樋口によって報告されている。本州では、静岡県と神奈川県の2県にのみ、隔離分布している。上記以外では、1967年に初めて屋久島から確認された他、高知県明神山及び愛媛県天狗高原からのみ報告されている。
尚、現在は、Aptychella robustaが使われている。幾多の変遷を経て、この名称となった。詳しくは、秋山弘之. アジア産蘚苔類の分布・生態ノート32. 蘚苔類研究(March 2017)を参照
【他】Max Fleischerが、1923年に、Clastrbryumから命名した。
【均】G. clastobry Clastobyum属 -opsis, appearance
参考: 205.1 Clastobryum ミスジヤバネゴケ
【野口】属名の起こりは不明
【Meagher】klastos, broken, and bryon, moss, alluding to the great fragility of the generitype
Aptychellaの起こりは不明。
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{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。
*引用文献及び略語については、「コケの参考書」をご覧ください。
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