亜高山帯の林の地上に生える。葉に横皺があるので、現場でも同定し易い。富士山の二合目付近の標高1,600m位まで登れば、林の中であちこちに見つける事ができる。それ程珍しい種ではない。所が、神奈川県には、標高1,500mを超える山は、蛭が岳1,673m・檜洞丸1,601m・大室山1,587m・丹沢山1,567mの4座しかない。県内では、2件しか報告されていない。
① 丹沢山1,540m {未}
② 三国山北東面1,265m {未}
2011年に、金子によって報告されている。三国山の神奈川県側及び山梨県側の腐植土上に、数か所生育していた由。
均茶庵は、丹沢山及び三国山に何度も登っているが、残念ながら未だ生育を確認できていない。従って、富士山高鉢で採取した標本の写真を添付する。
【e-Floras】 G. plagios, oblique, and mnion, moss, alluding to arching sterile stem
【Smith】meaning oblique Mnium, alluding to the habit of the sterile stems
作成:191201
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{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。
*引用文献及び略語については、「コケの参考書」をご覧ください。
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