神奈川県産コケ植物チェックリスト(2019年改訂版)で、新たに記載された。
コゴケ属Weissiaは、同定が非常に難しいコケだ。先ず、蒴がなければ、どうしようもない。しかも蒴歯の有無などによって種の区別をするため、屋外での同定は、先ず不可能に近い。だから、コゴケのようだが、なんとなく普通とは違うようだと言う感触で採集し、家へ持ち帰ってじっくりとしらべる。
閉鎖果ではないとなったら、蒴歯があるかどうかを調べる。ニセホソバトジクチゴケには、蒴歯がないから、候補としてはホソバトジクチゴケとクロジクトジクチゴケの3種の内の一つという事になるが、ここで概ねギブアップとなる。
当種は、2009年に佐々木によって、県内新産種として報告された。箱根にほど近い、小田原市入生田の宮沢林道沿いの石垣で確認した由。標高は、150m程度と思われる。残念ながら、写真をもっていない。{未}
【野口】人名 Weis
【牧野】Weisの名を記念したもの
【e-Floras】for Friedrich Wilhelm Weiss, 1744-1826, lichenologist of Gottingen
【Smith】named after the German botanist F.W.Weis (or Weiss), 1744-1826
【Crum】Named by Hedwig for Friedrich Wilhelm Weiss of Gottingen. The name was spelled in those times as Weis or Weiss, and the spelling of the generic name has varied accordingly.
【秋山】ドイツの植物学者 F. W. Weis 氏の名前から.
【田中】ゴッチンゲン (ドイツの都市)の 隠花植物学者のFriedrich Wilhem Weissに由来
作成: 200110 均茶庵
残念ながら、写真はない。
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{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。
*引用文献及び略語については、「コケの参考書」をご覧ください。
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