神奈川県では、丹沢玄倉川上流の熊木沢出合いの河岸岩棚(標高780m)で、唯一生育が報告されている。当種は、高地の地上に生え、青い綺麗な色をしているそうだ。残念ながら、均茶庵は未だお目にかかったことがない。{未}
玄倉川の途中にあるダム湖面が、ユーシンブルーと呼ばれるエメラルド色のため、インスタ映えするという事で、一時大いにもてはやされた。しかし、玄倉林道は、石崩隧道~洞角隧道の間の土砂崩れのため、2018年1月から、歩行者も含めて一切通行禁止となっている。しかも、林道が通行できた時でも、入り口から熊木沢出合いまでは、片道3時間程歩かなくてはならなかった。相当根性を込めないと、往復できない。そんなわけで、神奈川県では、幻のコケとなっている。
2022年4月現在、石崩隧道の通行は可能となったが、第七隧道から先は、通行禁止となっているため、熊木沢には行けない。 (220609 改訂)
丹沢大山動植物目録(2007)及び、神奈川県産コケ植物チェックリスト(2007改訂版)には、RDBと同様の記載がされているが、現状は確認されていない。
上記事情により、均茶庵の手元には、写真がない。添付写真は、平凡社から流用した。
【e-Floras】for Anders Thiodolf Saelan, 1834-1921, Finnish botanist
【Smith】named after a Finnish botanist Anders T. Saelan (1834-1921)
【Crum】Named for a Finnish botanist, Anders Thiodolf Saelan.
【秋山】スカンジナビアの蘚苔類学者 Saelan 氏の名前から
【田中】フィンランド人の蘇苔類研究者Anders lhiodor Saelanに 由来する。
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{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。
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