2021年9月発行のOkamoss News 52号に投稿したので、コピーを添付する。又、採集地の地図を添付した。
【BNFA】For S.Nardi, an Italian abbot.
【秋山】イタリアの高僧S.Nardi氏の名前から。
追記)221010 均茶庵
2022年10月に、金時山の下記二箇所で生育を確認した。箱根域の東側では、地形的に連続して確認できた事になる。標本体が小さいので、簡単には見つからないが、箱根全域に生育している可能性もある。
1.金時山頂上 標高1213m
頂上周辺の樹下の湿った土上に生育していた。群落はそれ程大きくないが、一帯に分布が広がっているものと思われる。
2.金時山頂~矢倉沢峠 標高1000m
登山道の、日蔭となった湿った土上に生育していた。群落はそれ程大きくない。他種タイ類と混生している。
追記)221102 均茶庵は、2022年10月に、栃木県那須町平成の森に紅葉狩りを楽しんだ。その際、標高約1,100mの駒止の丘にある休憩用ベンチの脇で、イトウロコゴケがやや粘土質の湿った地上に、広範囲に生育しているのを見つけた。
栃木県では、古峰ヶ原から確認されただけであり、本件が二例目となる。植物体が小さいため見つけ難く、報告例が少ないが、神奈川県箱根の例から見ても、かなり広範囲に且つ連続的に生育しているのではないかと想像される。
平成の森での生育状況