県RDBでは、箱根山で記録されたが(野口, 1947)、再確認されておらず、絶滅した可能性があるとしている。箱根山は、火山情報発令のため2015年6月から登山禁止となっている。
一方、均茶庵は、2017年11月に丹沢主脈で生育を確認した。{文献記録ナシ}
塔の岳から丹沢山に向かう尾根筋に、日高と呼ばれる1,461mのやや狭い広場状の場所がある。樹木及び草が、茂っており、トレッキングの際のちょっとした休憩に適している。灌木から、小さな株が懸垂していた。
神奈川県における生育は、現時点では唯一本件のみが確認されている。
【野口】 Meteoriumに似た
【均】Meteorium 属名 -ella 指小辞
参考
147.1 Meteorium ハイヒモゴケ
【野口】高いところにある
【牧野】G. meteoron 星や宇宙の。子嚢の形が星形になるから。
【Meagher】meteoron, high in the air, clearly alluding to its dangling epiphytic habit
【均】解釈に相違がある。解釈【牧野】は、不適当と思われる。
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{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。
*引用文献及び略語については、「コケの参考書」をご覧ください。
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作成: 180415