本邦では、報告されていない。
NC及び米国東海岸では、広範囲に生息しており、一般種となる。地上・木の幹など、生育環境も多岐に亘る。
当初は、日本でも良く見かけるLeucobryum juniperoideum (ホソバオキナゴケ)と思っていたが、Crum先生の図鑑には、載っていなかった。改めて詳細説明を見ると、下記のような点が異なっていた。
① 葉の下部の断面は、2~3層であり、ホソバオキナゴケの多層とは異なる。
② 葉上部が内側に大きく巻いている。
③ 蒴の形状及び蒴歯にも違いがあるが、残念ながら、均茶庵は蒴がついている標本を採取していない。
080323Ell/081223A03 中部Eno River State Park (Durham) 川沿いの遊歩道。土
080503A01 東部 Merchants Mill Pond 水中に生えるCyprus及びTupelo Gum樹の幹
080907A01 中部 Occoneechee Mtn. State Natural Park (Hillsborough) 登山道。土。
090307B07.1/090307D10 西部 Dupon State Forest (Appalachia) 樹木の根下、路傍の土
L.albidumについては、Crum先生の図版、及び、対比用として、L.juniperoidesumについては、Akira Noguchi. Illustrated Moss Flora of Japan. Hattori Botanical Lab. 1987を添付する。
076.1 Leucobryum シラガゴケ
【野口】leuco白い bryumコケ
【e-Floras】G. leukos, white, and bryon, moss
【Smith】meaning white moss
【Crum】This name means white moss.
【秋山】「leuco=白色+bryum=コケ」 植物体の色から.
Crum先生の図版は、こちらへジャンプ: 243 Leucobryum albidum
生育状況
葉全体