和名は、オオミズゴケで、本邦では環境省によりNTに、及び、神奈川県により絶Iに指定されている。神奈川県では、文献上5ケ所が、いずれも箱根から報告されている。しかし、現状では人工植生となっているか、あるいは、消滅している。第16話をご参照頂きたい。
NC州では、湿気がある山地であれば、至る所に自生しており、ごくごく普通のコケとも言える。均茶庵の済んでいたアパート群のすぐ裏山の湿地にも、多数生育していた。S.palustreに限らず、ミズゴケ類はNC州ではごく一般的に生育している。Crum先生の図鑑には、42種が記載されている。
下記のように、第16話に記載したので、補足説明は、省略する。
第16話 ミズゴケ Sphagnum
034.1.01 オオミズゴケ Sphagnum palustre
036.5.09 ホソバミズゴケ Sphagnum girgensohnii
039.7.17 ウロコミズゴケ Sphagnum squarrosum
080413A01 中部 Umstead State Park(Durham) 遊歩道沿いの川の土手。
035.1 Sphagnum (ミズゴケ 220318版)
【牧野】L.古いコケの名
【e-Floras】G. sphagnos, an unknown plant
【Smith】from the Ancient Greek name of a plant of now unknown identity
【Crum】The generic name comes from the Greek designation for an unknown plant. Sphagnum is commonly known as peat moss or bog moss.
【秋山】ギリシャ語古語で蒴柄の短い植物を指すsphagnos から.
【田中】sphagnosと言う古いギリシャ語で、今では何か分からないあ る植物の仲間を意味する。
Crum先生の図版は、こちらでジャンプ: 027 Sphagnum palustre