均茶庵の世界
比較的新しいさすらいの物語です。
ご一緒したべんてんが、いつも旅の安全を守ってくれました。
海外ばかりではなく、たまには日本の旅について書いてみるのも、良さそうだ。
歳を取ると、三題噺にのめり込むと言う。①天孫降臨 ②神武東征 ③邪馬台国と卑弥呼。均茶庵も、その例から漏れない。
均茶庵は、2018年9月末に福岡県に旅した。「弥生時代を歩く」をテーマにした。これまでに、吉野ケ里(佐賀県)や西都原(宮崎県)や奈良県・大阪府・和歌山県・岡山県等の遺跡を沢山見学している。今回は、ちょっと古い、1c~3cのまさに倭国が生まれようとしている、弥生時代に焦点を置いた。均茶庵は、年金生活者なので、時間だけは十分ある。思い切りゆったりとスケジュールを立てた。しかし、台風24号が突然進路を変えたため、交通機関が全滅してしまった。已む無く、旅行途中でほうほうの体で茅ヶ崎へ逃げ帰った。まるでホテルのキャンセル料を払いに行く旅になってしまった。今は、気象庁があるからまだ良い。そうでなければ、蒙古軍と同じような運命をたどった事だろう。
風呂から出ると、缶ビールを一口飲んだだけで、ソファーに倒れ込んでしまった。そして、夢を見た。夢の内容は、ちょっと長くなるので、添付にした。あくまで、夢の中の話だ。根気のある方は、末尾をクリック願いたい。
『夢現ユメウツツ』、あるいは、『夢は現』。夢を見たくても、まるで知識が無ければ夢さえ見られない。添付した文章は、こんな順に読んでほしい。これが、均茶庵の知識とそこから生まれた夢だ。弥生時代は、とても古いので定説がないから、素人が任意に作文して、好きなことを言える。それが良い。
1. 夢見る前の知識
2. 均茶庵の夢
3. 年表
4. 大王家の系図
均茶庵は、古事記と日本書紀の夢を見ている。中国の歴史書は、大量の御用学者を動員して、馬を鹿と言い、黒を白と作り直しているため、歴史上の事実にたどり着くためには、膨大な労力が必要となる。ウン千年前の話ではなく、この偉大な習慣は、今でも綿々と続いている。歴史改変への執念は、民族性と言っても良いほどだ。一方、日本の記紀は、改変があるとは言え、まだまだ軽微だ。注意深く、慎重に考えながら読めば、原状への復帰は可能だ。天孫降臨から第10代崇神天皇の即位まで、約200年間の夢を見た。(西暦60年~260年)
目が覚めても、未だぼんやりとしている。う~ん。高城修三(2011)と松前健(1974)の影響を大きく受けたかもしれない。しかし、意識の奥底にあるのは、所詮、均茶庵の自分勝手なつぶやきだ。
伊都国 平原女王墓
奴国 須玖岡本遺跡
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