前号につづいて竹原貿易港２０周年記念事業実行委員会『竹原市港湾・産業発達史年表』と忠海郷土史研究会『忠海歴史年表』『忠海案内』から大正時代の記述を抜粋して掲載しよう。
１９１２（大正 元）年
忠海尋常小学校（現在の忠海東小学校）創立
１９１３（大正 ２）年
芸備電灯株式会社開業、各戸に点灯 宇品尾道間往復汽船寄港、寄港地は吉浦・鍋・音戸・阿賀・長浜・仁方・川尻・三津口・三津・大西・竹原・忠海・瀬戸田・糸崎
城山に大正公園設置
１９１４（大正 ３）年
今治尾道間往復汽船開設、寄港地は波止浜・岡村・御手洗・大長・明石方・沖浦・木江・鮴崎・竹原・忠海・能地・瀬戸田・糸崎 豊島尾道間巡航船開設、寄港地は久比・大西・矢弓・古江・竹原・忠海・能地・糸崎
１９１５（大正 ４）年
中国青島（チンタオ）に二窓延縄漁船多数出向、青島に忠海海岸という海水浴場できる
１９１６（大正 ５）年
金光教会所可寿美町に設立忠海郵便局において電話開始
忠海町立東実業学校設立
コレラ大流行、死者多数
１９１７（大正 ６）年
本田研道、大平山に八十八カ所並びに軍馬塔建立
木村精米所創業
鍵屋紡績創業
１９１８（大正 ７）年
忠海消防組設立
安芸７郡蚕糸品評会開催
電信独立大隊設立
１９１９（大正 ８）年
忠海醤油醸造株式会社創立（資本金三万五千円）
信岡織物工場横堀において開業
忠海小泉間道路建設工事起工（工事費二万四千円）
この年の忠海町の人口６３２１人
１９２０（大正 ９）年
豊田郡立女子技芸学校が高等女学校となる芸備銀行忠海支店開業
忠海本郷間自動車開通
１９２１（大正１０）年
この年の忠海町の人口８２６４人
１９２２（大正１１）年
黒滝山に公園設置計画一部施設をなす。霊水池修築工事
旭製麺合名会社創業（資本金七千五百円）
１９２３（大正１２）年
忠海商工会設立
二窓下水工事落成
豊田郡立忠海高等女学校、県立となる
川下に海水浴場設置
１９２４（大正１３）年
町立火葬場新築落成 忠海町で安芸７郡蚕糸品評会並びに副業品展覧会・豊田郡自治資料展覧会・豊田郡教育品展覧会・第１回畜産品評会開催
忠海三原間海岸道路が竣工し自動車営業開始
忠海信用組合設立
芸予要塞並びに要塞司令部を廃止し、広島陸軍兵器支廠忠海兵器庫設置
１９２６（大正１４）年
豊田郡役所廃止その跡に豊田郡各種団体事務所設置
『豊田郡誌』編纂