ストロベリーショートケイクス(矢崎仁司監督)2007
冒頭、商店街で衆目のある中で、去っていこうとする男の脚にしがみついて、行かないでぇ~っ!と叫んでいる女。これでもう何もこわいことがなくなった、というような子らしいけれど、「それから2年たって、私はまだ生きている」というところから物語が始まります。
この女の子がデリヘルで電話番として働く「里子」。そもそも「デリヘル」って何?というのを知らなかったので、ウィキペディアで調べてみたら、「デリバリーヘルス。派遣型のファッションヘルスのこと。店舗がなく、客のいる自宅やホテルなどに風俗嬢を派遣し性的サービスを行う業態である」そうです。
2年後の映像で初めて登場するときは、オートバイのバックミラーに映る、黒い革ジャンにヘルメット被った姿で、おや、カッコイイお姉ちゃんなんだ、と思ってみていたら、オートバイじゃなくて昔のスクーターの大きいやつ、胴太のおばさんバイクみたいなダサイ乗り物だったので、そこはこの作品に漂うある種の滑稽味とフィットしているな、と感じました。
里子のあとに登場するのは、一人住まいで部屋のどまんなかに置いた棺桶の中で寝ているらしい「秋代」という、デリヘル嬢で、目覚ましをとめる手を棺桶からにゅっと出して、そのまま寝たばこに火とつけ、棺桶の蓋をあけて登場します。彼女は里子が電話番するデリヘルで勤めています。
あと二人、会社のOLとしてオフィスでお茶くみなどしている「ちひろ」と、彼女と同居しているイラストレーターの「塔子」、この4人が中心的な登場人物です。そうくると最近見たばかりだから、濱口竜介監督の「ハッピー・アワー」をする連想してしまいますが、確かに4人の個性的な30代の女性の生き方を描いている点ではつい比べたくもなります。こちらの4人はあちらの4人ほどしっかりした女性にはみえませんが、共通したところもあるように思います。
「秋代さん、ご指名です」の呼び出しに、客のところへいき、ベッドに坐っている客の前で店(たぶん里子)に「いま入りました」と電話報告すると淡々と衣服を脱ぎ初め、窓辺で客の求めにバックで応じる秋代。事を済ませてマンションを出て自宅に帰り、札束がいっぱいのトランクにきょうの稼ぎを放り込む秋代。部屋の中には自転車。水槽に黒い?金魚。「菊池」という男に電話し、「実家から野菜送ってきたんだけど」と告げます。なんとなくこの女らしくない感じですが、実はその野菜ってトマトで、彼女は菊池という男に会う口実としてスーパーで買ったトマトを実家から送ってきたからおすそわけ、みたいな感じで彼にプレゼントするんですね。なるほどそれならこの女性らしい。それにしても、デリヘルの仕事ぶりといい、なにか心の中に大きな空洞をかかえているような印象で、男に対するアプローチもちょっと屈折しています。
菊池と居酒屋?で飲んでいる秋代。男は「<もしもし、私だけど>、って言うのよせよ」と。なぜ?というと、「どこの女かと思うじゃん」「そんなにもてたっけ」みたいな会話。もう彼女と男との気持ちの隔たりはこのへんで明らかです。オレンジが似合わないよ、とかなんとか、そんな会話も。秋代は、居酒屋のバイトをしている、と男に嘘をついているようです。惚れた弱みですね。男は「同期でまともな職についてないの俺たち2人だけみたいだ」そろそろなんとかしないとな、という感じのことを言います。
里子は電話番はしているけれど、デリヘルの「売り」はしていないようです。
アパートに帰ってきて駆けこんでドアをあけたままトイレに駆け込む里子。
外で拾って来たらしい何か黒い石らしいものを眺めています。「神様?」とつぶやきながら。
彼女はそれを自分がつくった神棚らしきところに置き、蝋燭を2本ともし、手を合わせて祈ります。「神様、私の尻を触った店長を殺してください。恋がしたいです。スペシャルな人のスペシャルな女にしてください・・・なぁんてね」と。そしてテラスで缶ビールをあけて飲みます。
塔子はベストセラー作家の本のカバーのイラストを描いているらしい。書店で塔子の描いたイラストの載った本を、ちひろが買って帰ります。買わなくてもあげたのに、と塔子。ちひろは、塔子のことをすごいなぁ~という感じで尊敬しているようにふるまうけれど、実は必ずしも仲がよいわけではなかったことがあとでわかります。同居者として表面的なつきあいをしているわけです。
塔子は徹夜でイラストを描くような生活をしているようです。「神様のような絵」という注文に悩み、「神様っているのかな」と呟いたりしています。
でも体調が悪い、というか、ストレスのせいか、よくトイレで口に指を突っ込んで無理やり嘔吐しているような場面が登場します。はじめ妊娠でもしたかと思ったけれど、どうも仕事の、あるいは(ちひろも含めた)人間関係のストレスか、とにかく心理的要因が大きそうな現象にみえます。
ラーメン屋でラーメンを食べる里子。店の電話が鳴っても目の前の店員が出ないので不思議に思っていると、店員の若い男「ワタシ、日本語ダメ」と片言の日本語で言います。里子は代わりに出て、出前の注文をきいてやります。
ベッドの中の男女。ちひろと職場で同僚の男(永井)。「なんで服着るの?」「だって恥ずかしいもん」とちひろ。彼に対しては本気のようです。ベッドの脇に脱ぎ捨てられた男のズボンをきちんとたたみ、乾してある布巾らしきものもたたみます。まるで家事にいそしむ若奥さんみたい。それを見て男は言います。「ちひろちゃんて、結婚向きの女の子だよねー。」ちひろは「永井さんて実家、東京?」
「うん、なんで?」「ちょっと訊いただけ・・・」
椅子で客と抱き合う秋代。
「おばあちゃんじゃなくて母なんです。わたし母が50のときの子だから」と里子。
母と田所さん、友達の××さん。
「恋人はいません。・・好きな人はいます」(田所爺さんとの会話)
「もっと気楽に考えるほうが楽しいよ」と言われ、「楽しい、っていいことですか?」
里子、秋代をスクーターで送る。「トマトありがと」と秋代マンションへ。
夜の東京タワー。
塔子の部屋。「あっという間に50年くらいたたないかな・・・」
自転車をこぐ秋代。
ちひろ、塔子に金を借りる。塔子、仕事がうまくいかない。
女、カーテンの影から満月を見る。「菊池君,見て」と男を誘う。
そのマンションを見上げる秋代。(自分が好意を寄せる菊池が女といるのを目撃)
秋代、里子にもらったトマトを捨て、落ちているそのトマトを塔子がひろう。
里子「月に行って見たいな・・」
秋代、部屋は赤い光が点滅する。
絵具を塗り付けて制作に没頭する塔子。(真上からのカメラ)
輝く太陽を描き込んだようなイラスト完成。塔子バタンキュー。
目覚ましの音。里子ベッドで起き上がる。外は雪か。
「恋がしたいです。恋人がほしいです」と「神様」に祈る里子。
塔子、仕上げた自分の作品を眺める。
里子のいるデリヘルの事務所。秋代、「おはよう」と来る。
ちひろ、階上で同僚が悪口を言っているのを聴く。
塔子、上半身裸になって仰向けに寝転がる。目覆いをして、”Let me sleep."
マンション、客に挨拶する秋代。客「ミチルから聴いたんだけど秋代さんて生でやらしてくれるんだって」と言い、ベッドに秋代の両手首を縛って尻にお札を撒く。
塔子、編集者が彼女の描いた絵を受け取ったのを紛失したかなにからしく、上司が「もう一度書き直してもらえませんか」と言っている。仕方なく「書き直します」と言うが、傍らで突っ立ってきちんと謝罪もしない女担当者を前に、「ちゃんと謝ってもらえませんか」と言う。塔子が出ていくか出ていかないかに上司「えらくなってもんだな」
「風の文庫フェア」と書かれた大看板に寄っかかっていて、塔子倒れる。「ちがうんだよ!私はただ自分の絵が大切なだけなんだよ」
トイレで嘔吐する塔子。
秋代、棺桶の中へ入り、小窓も閉める。
里子、所長に誘われ、東京タワーの夜景を見ながら食事。
「かみさんと別れようかと思うんだよー好きな子できちゃってさぁ~」
里子聞き流して食べている。
「興味ない? 君のことだよ」
里子「ハッ?」
男のアパートの部屋の戸口で待っているちひろ。永井帰ってくる。「おかえり。ごはん作ってあげようと思って・・・」
ベッドの二人。「合鍵つくるといいんじゃない?」とちひろ。「永井さん帰ってくるのご飯作って待ってられるでしょ」
ちひろはその気だけれど、永井は結婚に関心がない。「俺、自炊とかしないから、持って帰って」と鍋を持ち帰らせられる。ちひろ、ゴミ箱へまるごと捨てる。
ちひろ、塔子に元彼の結婚式の写真を見せるが、塔子は笑って相手にしない。「なんで悲しくないの?」とちひろ。
里子、店長の告白を受けて神様にお願い。「店長を殺すお祈りは取り下げます。誰でもいいわけじゃないんで・・・」 「結婚指輪したまま告白って!・・・」
里子、デリヘルの電話番の仕事をやめる。挨拶をしていて店長襲い掛かる。女が入ってきた好きに辛うじて逃げる。
再び里子、神様にお願いする。「やっぱり店長殺してください」(笑)
塔子ぼんやりしている。
ちひろ、ベッドで電話。留守電になっているようで、永井、出てくれない。
ラーメン屋、来栄軒。「従業員募集」、里子、ここで働きはじめていて、出前の電話を受けている。李君相手に、ラーメン、餃子、チャーシュー・・・。
塔子、医者にかかっている。「炎症を起こしちゃってるね。センシティブな場所だし・・最後の生理はいつ?」と女医。待合室で赤ん坊に乳をのませている女を見ている。
屋上で電話をかけるちひろ。
サンダルを試着するちひろ。
ベッドで本をっ声出して読む塔子。「明日が私の誕生日・・・」
ちひろ、「きょう時間ある?」と永井に電話で言う。仕事だ、と断られる。ちひろ、別の男に電話「坂巻君?」・・・
菊池「××おぼえてる?新人建築家のパーティーで・・」ちひろ「菊池は大器晩成だから・・」
"Happy Birthday to You!"と若い男。ちひろの顔面に・・・
秋代、菊池と2人で乾杯している。エッチしようか?と秋代。「おれ、彼女居るから・・」と菊池。「私もあんたのこと好きじゃないし」と秋代。
ちひろと塔子。夜景を見ながら食べている。「羨ましい」とちひろ。「私も楽してないよ」と塔子。「どうせちひろに言っても、わかんないから言わないだけだよ」と。ちひろ「見下してるんだ」。塔子「見下してないよ。」
ラーメン屋でまかない食べる里子。里子、李君が持っていたスケッチブックを見る。塔子の絵。「きれいじゃん・・・」
菊池「ごめんな」。秋代「たかがセックスぐらいで謝んないでよ。ばっかみたい」と秋代、出ていく。
「私は秋が好きです。」里子、李君に日本語を教えている。こんなの眺めながらエッチしたいな~とひとりごと。
塔子に郵便屋来る。「岩瀬さん、書留です。はんこお願いします。」開封すると、元カレの結婚報告。二人の写真。苦笑する塔子。
ちひろ、永井につきまとい、「きちんと言ってほしいの」と。
「俺たち別れよう」と永井。微笑んで聴くちひろ。
秋代、風呂場で裸でいる。所長が客らしいおっさんに土下座して謝っている。秋代が客をなぐったらしい。
ラーメン屋で食べるちひろ。李君、中国語で長々電話している。
「お国に電話してたんですか?」とちひろ。「あなた、お母さん元気?」と李。
「ありがとう・・・ずっと忘れてました。」とちひろ。
おはじきで遊ぶ少女。夫(デリヘルの所長)の写真を持つ喪服の女。横に老婆と少年。そこへ里子が来る。デリヘル嬢だち喪服で5人くらい並んで立っている。「子供いないと言ってたけど・・・」
棺が運ばれていく。店長を殺してください、という里子の祈りが通じた恰好ですね。
塔子、部屋の中、立ってカッターをカチャカチャいわせている。
屋上でライターの火をつけ、燃やす塔子。
4人の喪服の女、來栄軒へ。「塩ください」。李、塩を持ってくる。里子、塩を撒く。李、真似して塩を女たちに振りかける。
女たち、ラーメンを食べる。「なんか、ここのラーメン、まずいね~」と一人が言う。「悪いでしょ」と別の一人がたしなめる。
里子、ビールをついでまわる。「似合うよね」と言われる。
「秋代さん、元気ですいか?」と里子。「大変だったのよ。客なぐっちゃったの」
秋代、水槽の黒い金魚死ぬ。秋代、菊池に電話して、「今日、会ってほしい。予定があっても・・」
トイレで嘔吐する塔子。ちひろそれを見ている。「あっち行って!」と塔子。塔子に抱きつくちひろ。和解する二人です。
菊池と秋代。秋代、告白している。「あんたのことが好き。ずっと好きだった。ねえ菊池、ありがとう」
秋代、自分の上半身裸を鏡に映して見ている。秋代は妊娠していたのですね。トランクに札束。
塔子。お弁当をちひろに渡している。ちひろ、塔子に借りた金を返す。
駅を発つちひろを見送る塔子、車内の戸口に立って向き合っている。
塔子、「わたしあんたのこと、嫌いだったー」
ちひろ、「私も、塔子のこと大嫌いだったー」
「じゃあね」「バイバイ」「バイバイ」言いながら手を離せない二人。
そのまま電車の扉が閉じてしまう。見送りの塔子ものせたまま。
神棚に前の神様とは別の、河童みたいな人形らしきものを据える里子。
里子、観覧車とメリーゴーランドの前で秋代と待ち合わせて会う。一緒に秋代の郷里へ帰ります。
海が近い。防波堤の上に立つ二人。
シマムラショウゲンドウのケーキ。
ちひろと塔子。
ちひろ「私、この町で歳をとるんだねー」
ハイ、と塔子、イチゴケーキをちひろに手渡す。
二人、防波堤のコンクリートブロックのところでケーキを食べる。観覧車。
「東京へ行って昨日までの涙、ためといたの」とちひろ、小瓶にためた涙を海に流し落とす。
「それ頂戴。それで絵具溶かす・・」と塔子。
「ダメ」とちひろ。「塔子も涙ながしなさい」
引っ越し祝いと出産祝い、秋代と里子
「あ、飛行機雲!」空を見上げる塔子とちひろ。そして、「あの絵・・・」と塔子が離れたところに居る里子のそばに立てておかれた、前に自分が描いた(そして編集担当者が紛失した)絵に気づく。
里子の「神様の石」を、秋代海へ投げる。「神様なんか要らないよ」
「恋でもしたい~っすね」と里子。
・・・ここで幕です。長々と失礼。これはもちろん脚本でもなんでもなくて、私の雑なメモで、抜けているところや違っているところがたくさんあるでしょう。この作品も、瀬田なつきの「彼方からの手紙」と同様に、意味としてたどろうとしていくと、そう分かり良い作品ではなかったので、感想を書こうとして、もういちど全部細部を振り返ってみようと思ってたどりなおしてみたのです。見て時間がたっていないと、網膜に或る程度焼きついているので、記憶の悪いわたしでも、メモから或る程度は再現することができるからです。
こうしてたどりなおしてみると、この作品も4人の女性の個性や置かれた状況と言うのが、実に丁寧に寄り添って描かれているな、ちゃんと深いところまで描き分けられているな、というのが分かります。
一番ふつうなのはこの物語自体がそのまなざしから語られている里子でしょうが、彼女が黒い小石の「神様」に祈るエピソードはほんとに見ていて楽しかった。
セクハラに腹を立てて店長を殺してください、と祈ると同時に、恋人をください、と祈って、店長から告白されると、あわてて、殺してという祈りを取り下げて、でも恋人は誰でもいいわけじゃないんです、と祈りなおし、でも退職の挨拶に行って襲われて辛うじて逃げて帰ると、やっぱり店長殺してください!と祈って、次に店長が登場するのは葬式で飾られた写真の中(笑)。これには笑ってしまいました。
いちばんきつい、ハードなデリヘル嬢をやっていて、深い闇をかかえ、棺桶に入って寝ているような女性で、そのくせ学生時代の友人で、落ちこぼれ仲間のようにふるまいながら、実は純情な恋心をいだいく菊池に対しては繊細きわまりない秋代は非常に彫りの深い人物造形で、危険な魅力に満ちています。
4人の中では唯一ちょっと知的な印象のあるイラストレーター塔子という女性も、謎の多い奥行きを感じさせる造形で、不思議な魅力を感じました。彼女の描いたイラストも魅力的なものでしたが、この岩瀬塔子という役名は、実はこの作品の原作であるマンガの作者である魚喃キリコという漫画家の芸名なのだそうです。どうりで役柄ぴったりの印象でした。
濱口監督の「ハッピー・アワー」のようにもともと親友の4人ではないので、何度も4人が集まってその内部で緊張感に満ちたやりとりやぶつかり合いがある、という幾つもの山のある展開ではないし、あの4人のように言葉で語尾まで明瞭に自分を主張できる知的存在として言葉の劇を構成する作品でもないので、同じ仕事場で毎日にように出逢う里子と秋代、同居しているちひろと塔子のつながりはあっても里子の新たな勤め先のラーメン屋にちひろがラーメン食べにくるような接点や最後に塔子の絵が里子の手に渡っているといった接点はあっても、その関係は非対称で、抱えている問題も夫婦・男女の関係に集中するわけではなく、それぞれの事情に応じてまったく異なっています。それだけ「ハッピー・アワー」の四人よりも多様な世界をかかえているし、ラディカルというのか、よりとんがった人物像になっています。
彼女たちは言葉で自分と向き合い、従って他者と向き合う、ということのできる存在ではないので、その重荷は一人一人がその心身の直接性において引き受け、性を商品化したり、自己制御のきかない性的放埓に身を委ねたり、拒食症らしい嘔吐を繰り返したり、自らの身体を傷つけ、身体で語り、身体で表現するほかはないわけでしょう。それだけ一層、彼女たちのありようはラディカルです。「ふつう」ではなくとんがっています。
私がこの作品の中で一番好きなのはラストで、里子と秋代が浜辺へやってくると、母のもとへ帰るちひろを見送ろうとしてたまたま一緒に来てしまった塔子とが、海岸のブロックの上でショートケーキを食べ、距離を置いてだけれど偶然4人が同じ場所に寄ってくることになり、塔子が里子の持ってきたもともと塔子の描いたイラストをその距離からみつけることになる、といったシーンです。
4人それぞれの多様な背景をかかえた女性たちの「現在」をこれだけ描き切るために、次々に画面が切り替わって4人それぞれの物語りをつないでいく手際というのは見事なもので、転換の妙を感じました。
Blog2018-11-9