「Pilgrim (巡礼者)」と言えば、真っ先に思い浮かぶのはイスラエル、メッカへの旅、でしょう。
ですが「巡礼」はもっと大きな意味で「宗教的な意味を伴う大きな移動」という感じです。
17世紀初めに、イギリスからアメリカに自由を求めてやってきたのも、大きな意味で「巡礼」に当たります。それがここでのモニカのジョークです。
右の写真は「Pilgrim」でイメージ検索した時に出てくる写真。
見ての通り帽子、ベルト、靴、に同じような「留め金(Buckle)」がついています。これが昔、感謝祭の時にいた巡礼者たちの典型的なイメージとなっているようで、モニカには「巡礼者用の特別なモカレートムース」という考えがある訳ではなくて、「留め金さえつければ感謝祭っぽくなるでしょ」と言っているだけです。
1607年、映画「ポカホンタス」や「ニューワールド」で有名なイギリスからの入植者たち。ネイティブ・アメリカン達と交流、戦争、植民地形成、アメリカ最初の13州創設、等で有名となりました。その際にネイティブ・アメリカンからの「歓迎」を受けたとされるのが「アメリカ感謝祭」の元々の起源です。(「歓迎」の部分は史実ではないと思われますが…。)1600年代初頭の文化が由来となっているため、服装や料理も現代と比べると簡素なものが多いのが特徴です。
最後にチョコレートムースは感謝祭とは何の関係もありません。