ジョーイには7人の妹がいて、何百人という子供が近所にいたから世話をしてきた。現代の日本では正直想像がつきません。
キリスト・カトリック教では、女性の中絶を禁止しています。妊娠したら生まざるを得ません。
女性は嫁ぐと夫に奉仕をする、という文言があり「子供をもう作りたくない」と言い辛い雰囲気があるようです。
実際、管理人の妻の母親にも兄弟が7人いて、祖父母には孫が10人以上います。
アメリカのカトリック教とプロテスタント教でも信仰方針が違うので、異教徒と結婚するなら当教会を出て行け、と言われることも実際にあるとか。
ですが、育児鬱、経済の停滞、信仰心の低下、女性の社会進出、男性育児制度の向上等、様々な理由でこのカトリックの制度が立ち行かなくなってきています。カトリックの家庭に生まれた方達で、教会に行くことを止め、日本人のように「自分の宗教が何か分からない」という人達もいます。
少しずつキリスト教徒、特に制度の厳しいカトリック教徒の数は減少傾向にあるようです。
30代のアメリカ人で、自分はキリスト教はもうだめだと思う、と話してくれた方もいました。
本来なら政治と宗教は相交えないはずなのに、大統領がテレビやスピーチで「God Bless America(アメリカに神のご加護を)」と高々に言うことも、将来なくなるかも知れません。少しずつアメリカの姿が変わりつつあることを考えさせられるトピックです。