前置詞「Through」についてです。
Googleで、「英語 前置詞 イメージ Through」とイメージ検索すると下の図が出てきます。
見ての通り「途中に物体があり、それを突き抜けている」というのがこの語句の基本的な意味になります。
辞書で「go through with」と引くと「困難なことをやり抜く」と出てきました。
ここの「go」は「経験する」に近い意味でしょう。
何か難しい現象と共に(with)トンネルを突き抜けて(through)、目的地に進む(go)そこから「やり抜く」という訳語が出てきています。
管理人は学生時代、英語が嫌いでした。「テスト勉強」の為に、アルファベットの並びとその意味を頭に入れることが苦痛で、自分で意味を見出せなかったことが原因の一つです。
この「前置詞のイメージ検索」は、英語が「生きた伝達手段の1つ」ということを気づかせてくれた方法の1つです。
その言葉の持つ基本イメージを理解して、自分の言葉で訳したら良い、そういう翻訳の楽しさを分かって頂けたら、と思います。
日常生活の中で「Through」のイメージに合った状況が沢山あります。
以下例ですが、イメージを理解して下さい。
テレビの後ろのコードに手を伸ばす。(Reach the cable through the TV stand.)
竹串を鶏肉に刺す。(put a bamboo stick through chicken)
ハンバーガー屋のドライブスルー(Drive-thru)
小説を読み通す(read through a novel)