15シオンの議定書イントロダクションと概要

シオンの議定書 イントロダクションと概要

『シオン長老の議定書』が反ユダヤの「人種差別出版物」であり、しかも捏造であると思っている人は多い。

ノーベル文学賞を受賞したアレクサンドル・ソルジエニーツインは、この書に「天才の知慮」が垣間見えると述べている。捏造にしては大したものではないだろうか。

ソルジエニーツインはこうも言っている。「力強い思慮と洞察に満ちており…〔社会的変革により失われた自由と自由主義を拡張するという〕その目途は…凡人の知慮を遥かに超えてい

る。それは原子爆弾より複雑なものだ」

私は『議定書』が本物だと信じている。

ユダヤ人のルシファー信者(イルミナチイ、フリーメイソン)向けに、西側文明を転覆させて人類を隷属させ「世界中の富を(中略)我らの手中に」収めることをもくろむ恐るべき計画の詳細を述べた指導の書であり、パリのユダヤ人フリーメイソンの定期集会のために配られたものだ。

執筆者はこれらが「計画の詳細」であると述べており、書き出しはしばしば、「今日論じるのは、、、、⊥ という言葉で始まっている。

1910年からスウェーデンのラビ長を務めていたエーレンプリース1869~1951)は、1924年に次のようなことを書いたとされている。

「ずいぶん前から『議定書』の内容は知っていた。キリスト教系新聞で取り上げられる何年も前からである。『シオン長老の議定書』は実際のところ、別々の議定を集めたものというより、同じものを短くまとめた抜粋にすぎない。起源や、議定のオリジナルの存在については、70人のシオン長老のうち、世界でわずか10人が知っているのみである」(インターネット「ユダヤ人に関する101の引用」)

「短くまとめた抜粋」であることは、省略が多いことからも間違いない。つまり、削除された語句があるということだ。

研究者たちは、アダム・ヴアイスハウプト、テオドール・ヘルツル、アッシヤー・ギンズバーグのいずれかが執筆者だと推測している。

私は当初、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(1744~1844)の手によるものだと考えていたが、その後、ライオネル・ネイサン・ロスチャイルド(1809~1879)か、ジェームズ・ド・ロスチャイルド(1792~1868)かもしれないと考えるようになつた。多くの人間によって手が加えられた形跡があり、はっきり特定するのは難しいのだ。

第20~第23議定は「金融プログラム(中略)我々の計画の決定的な柱」に触れている。

これが、執筆者は銀行家であり、おそらくロスチャイルドだと私が考える理由だ。これらの内容は、金融の詳しい知識や深い心理学的洞察がなければ書けないことだ。

しかも執筆者は、すべての権カが最終的には「ユダヤの王」に帰属すると言っている。「ユダヤの王」というのはロスチヤイルド家の異名だ。

『シオン長老の議定書』を抄録する

お読みになればわかるように、『議定書』に書かれていることの多くはすでに現実に進行しつつある。

自分たちの暮らす世界のことを知りたいと思っているすべての人が、一度は目を通しておくべきものだ。

各議定には、ユダヤ人以外の人間に対する病的な憎悪や、彼らを舵め、隷属させたいという願望が現われており、非ユダヤ人は「ゴイム」もしくは「家畜」と表現されている。

それでは『シオン長老の議定書』を抄録しょう。

第一議定

「我々の体制」という言葉で計画に言及。人類は「カで」支配されるとする。自然の理により、「権利はカに内包される」。ほとんどの人間は自分の利益のために他人を裏切ることを厭わない(共産主義の信条は「目的のためには手段は問わない」である)。

旧秩序(専制君主、封建貴族、教会、軍)から権力を奪って自分たちが掌握する方便として「自由」(自由主義、改革、革命)を保証する。

「金(きん)」のカを掌握して資本を独占する。 国家は我々に依存しないと 「沈みゆく」運命にある。

国家が容赦なく外敵を従わせようとするように、「内なる敵」すなわち「社会と社会的利益の破壊者である」フリーメイソンのユダヤ人も、いかなる詭弁を用いてもかわまない。

道徳は征服実現の障害であり、あらゆる政治的リーダーシップの伽である。我々が目指すのは「株序と規制のために現存するあらゆるカを霧散させ」、自由の請願を信じて権力を放棄した愚かな連中の「統治者」となることである。

この権力は、他のカに脅かされなくなるまで「見えざる状態に保つ」ことで「より絶対的な」ものとなる。

これは「我々が逸脱してはならない戦略計画」であり、逸脱すれば「何世紀もの努力が水泡に帰する」恐れがある。

「我らの合い言葉は、カと欺瞞(騙し)」である。執筆者は、最終目的が「他者の財産を収奪すること」であり、「すべての政府を我々の超政府に従属させること」であると強調している。

「自由、友愛、平等」という言葉は、フリーメイソンのユダヤ人が、人民の唯一の防波堤である「ゴイム貴族の血統」を打倒するために「大昔から」使ってきた餌であり、その後を「金権貴族」が引き継ぐ。 彼らは歴史を通じて人間の欲や情熱、虚栄を利用して手先となる人々を籠絡してきた。

「民主主義」は、水面下で行なわれている彼らのコントロールを支える完璧な道具である。

専制君主制の打倒のほうがはるかに困難だった。民主主義のおかげで「選良をすげ替え」て「思い通りに配し」、「任命するカ」 が我々にもたらされた。

第二議定

「戦争においては可能な限り領土の獲得が起こらない」ようにし、「何百万もの監視の目を光らせている、いかなる制約も受けることのない我々の国際アジエンター〔エージェント〕」に自分たちが依存しているという事実を双方に認識させる。

これは彼らが戦争の結果をコントロールしており、数百万のスパイ〔フリーメイソン、ユダヤ人か?〕を擁していることを示唆している。

「その後、我々の国際的主権が国家主権を駆逐する」。これは国家の法律に国民が従わなければならないのと同じ理屈である。

忠誠心の強い非ユダヤ人指導者(管理者)を選出し、「顧問たち」に従わせる。ゴイムには「時が来るまで自堕落に過ごさせる」。

我々は「言論機関を通じて特定の考え方を無条件に信じるよう仕向け」、それらの誤った理念を植え付けてきた。

「我々のお膳立てした進化論、マルクス主義、ニーチエ哲学がいかなる成果をもたらしたかをよく考えてもらいたい。

少なくとも我々ユダヤ人にとって、これらの観念がゴイムの意識にもたらした分断の効果はいまさら論ずるまでもないであろう」

言論機関は我々の手中に落ち、大衆の考え方を規定している。彼らの役目は、不満を口にして大衆の意識を煽ることだ。

我々は言論機関のおかげで金を手に入れたが、そのために多くの同胞が犠牲となつた。神の目で見れば、同胞一人はゴイム1000人に相当する。

第三議定

「我々の民の象徴であるヘビのとぐろの中にヨーロッパのすべての国々を万力のようにがっちりとらえるまで、あと一息というところまで来ている」

「我々は分別ある国家主権と無分別な国民のカの間に大きな溝を造り、二つのカを無意味なものにした。目の見えない男と杖のように、国家と国民も分断されれば無力になる」

「我々は国を、込み入った問題を争わせる闘技場にした」

「我々は労働者を救済する者として登場し、彼らに我らの闘争集団 フリーメイソン主義が表向き掲げる同胞の掟(すべての人類の連帯)に基づいて常に支援してきた社会主義者、無政府主義者、共産主義者に加わるよう促す。

貴族階級は(中略)、労働階級に十分な食事を与え、健康かつ強壮に保つことに関心を寄せてきた。我々はその逆のことに関心を持っている。すなわち、ゴイムを減らし、殺すことだ」

第四議定

「見えざるカを打倒できる人間がいるか、そのようなものがあるか。我々のカは、まさにそうしたカである。非ユダヤのフリーメイソンは何の疑いも抱かずに我々や、我々の目的の隠れ蓑となっている。カの運用を司っている計画は、その拠点も含め、すべての大衆の目から隠され続ける」

「神への信仰や人類の同胞愛という基盤に立脚し、創造の理から見て不自然である平等の概念と切り離されている場合において」自由は存在できる。

「我々があらゆる信仰を打破し、ゴイムの意識から三位一体と霊の原則そのものを排除して、代わりに物質への欲求を植え付けなければならない理由もそこにある」

ゴイムには考える時間を与えず、産業や商取引に注意を向けさせなければならない。「すべての国は、利益の追求とその競争に呑み込まれ、共通の敵に気づくことはない」

我々は産業を「投機に基づく」ものにし、それにより我々の階級に富が移るようにする。

この厳しい競争によって 「冷酷で非情なコミュニティー」 が形成される〔というよりすでに形成されている〕。

この物質主義によって、我々がカを巡って争っている相手、すなわち「ゴイムの特権階級と知識層」にゴイムの下層階級をぶつけることが可能になる。

第五議定

執筆者は、目指している世界「世界主義の信念によって信仰とコミュニティーに対する感情が駆逐される」ような世界を造るには、専制体制が欠かせないとしている。

そして、「共産社会主義」と「テロとの戦い」を推進する理由として以下を挙げている。

「我々はすべてのコミュニティーのカを掌握するために中央集権政府を構築する。臣民のあらゆる政治的な動きを新法で機構的に統制する。

これらの法律により、これまでゴイムによって認められてきた享楽や自由を一つずつ奪ってゆく。

我々の王国は気宇壮大なる専制により異彩を放ち、いついかなるとき、いかなる場所においても、我々に逆らう言動を示すゴイムを排除できるようになる」

ゴイムの連合により、イルミナチイは弱体化されたかもしれない。

しかし「我々はゴイムの個人的、国家的価値観や宗教、過去2000年にわたる醸成で膨らんだ人種憎悪を互いに衝突させた(中略)。

我々はあまりにも強大であり、我々のカを逃れる術はない。 国家間の小さな秘密合意においてさえ、水面下で我々のカが及ぶ」

「預言者の言葉によれば、我々は地上全体を統べるべく神に選ばれた民である。すべての国家機構は、我らの手中にある原動力によって動いている。その原動力とは金である。

資本を産業と商取引の独占を確立するために解放しなければならない。 見えざる手により、これは全世界ですでに実行に移されている」

「我々の管理の基本目的は大衆の意識を堕落させ、抵抗を惹起させるような真剣な思慮から気をそらすことである。意識のカを、空疎な言葉による偽りの闘争に向けさせるのだ」

「我々はあらゆる党派、あらゆる動勢に自由主義の顔を与え、その顔に雄弁なる声を与えて徹底的に語らせ、聴く者の忍耐を失わせる」

「世論を掌握するため、あらゆる方面から矛盾したことを主張させ混乱させなければならない。

それによりゴイムを戸惑わせ、政治のあらゆる問題に対して意見を持たないのが最善だと思わせる。〔我々の成功に欠かせない第二の要件は〕あらゆる党派に不和を植え付け、依然我々にまつろわぬあらゆる集団のカを撹乱することである。

我々はこれらの手段によりゴイムを疲弊させて我々に国際的なカを引き渡すよう仕向ける。そして暴力に頼ることなく世界のすべての国力を吸収し、超政府を形成する」

第六議定

我々はゴイムの莫大な財産も依存せざるを得ない「巨大な独占体制」を構築する。「政治が崩壊した日から、国家の債権とともにそれらの財産も価値を失うことになる」

「自らの意志で従う者を保護し、利益を与えてくれる組織というイメージを超政府に与え、あらゆる手段を用いてその存在意義を強める」

「産業に地上の労働と資本を吸い取らせ、投機で世界中の金を我々のもとに移転させて、すべてのゴイムを無産階級に突き落とす。

その結果、ゴイムは存在の権利を手にするという理由だけで我々の前にひれ伏さざるを得なくなる」

共産主義について。

「しかるべき時が来るまで様々な状況の意味するところをゴイムに悟らせないため、労働階級に対する情熱的な奉仕精神があるように見せかけて真相を隠す」

第七議定

「警察力の増強が不可欠である」。

我々の他には「無産階級と我らの利益に奉仕する一握りの富豪、警察と兵士のみが存在するようにする」「我々はゴイムの政府を説得」し、「すでに望ましい状態に近づきつつある」我々の計画に取り込まなければならない。

そのために、すでに掌中に収めた大いなるカ、言論機関を通じてコントロールしている「世論」に従うよう圧力をかける。

「欧州のゴイム政権を抑え込む我々の体制を一言で言うならこういうことになる。

一国にテロを仕掛けてすべての国に我らのカを知らしめる。 全体が我々に対して蜂起する可能性のあるときは、米国や中国、日本の火力で対抗する」

第八議定

「同胞のユダヤ人を安全に各国の責任ある地位につかせられる日が来るまでは、脛に疲のある者をそれらの地位に就かせておく。

我々の支持に逆らえば彼らは刑事訴追されるか消えることになる これにより、死ぬまで我々の利益を守らせる」

第九議定

我々の原則を「一律に適用」すれば、「いかに頑迷な国民性」も変わり、「すでに我々に下った集団に加わる」ことになる。

「すでに我々は事実上、我々以外の支配をすべて排除した。(中略)現在我々に異を唱える国があっても、それは我々の意志と指示で行なわれた形式的なものである。

このようなことをするのは、劣ったユダヤの同胞を管理するのに反ユダヤ主義が必要だからだ」

「我々はすべてを呑み込む恐怖を世界に広めている。

あらゆる主義主張の人間、君主制復活を望む者、扇動家、社会主義者、共産主義者、ユートピア主義者などの様々な人間が我々のために働いている。

その一人ひとりがわずかに残った権力を浸食し、現存するあらゆる秩序の破壊にカを注いでいる。

〔すべての国が〕我々の国際的超政府を公式に認め、服従するまで安寧が与えられることはない」

「〔政治的〕抗争には金が必要であるが、すべての金は我々の手の内にある」

我々は「自由主義を見境なく与える」ことにより「ゴイムの各種機関を」支配下に収めた。

「我々の手は、法の管理、選挙、言論機関、人間の自由、とりわけ自由な存在の要である教育と訓練に及んでいる」

「我々は誤った原則と言説の中でゴイムの若者が育つようにし、彼らを騙し、困惑させ、頭廃に導いてきた。彼らを教育してきたのは我々である」

第十議定

「代表者たちが自分たちの楽しみを最優先にしている状況で、事態の本当の意味に気づくゴイムがいるだろうか」

「あらゆる人間に自尊感情を植え付けることで、我々はゴイムから家族や家族教育の価値を奪い、個人の意識が独立する可能性を排除する。

群衆は我々の支配下にあり、彼らが前に出てくることを許さないし、耳を傾けることもない。群衆は我々にのみ注意を向けることに慣れている。

それは、我々が彼らの服従と注目に報いているからだ。このようにして、我々の手先が導かない限りどの方向にも向かうことのない強大かつ従順なカを、我々は創り出す。

(中略)大衆はこの体制に従う。 自分たちの稼ぎやあらゆる利益がこれらの指導者によってもたらされることを知っているからだ」

「国家に自由主義の毒を盛った結果、政治機構全体が変化した。 国は血に毒素が回る不治の病に冒されており、後は断末魔の苦しみが終わるのを待つのみである。

自由主義により、ゴイムの唯一の防披填だった専制支配に変わる法治国家が構築された。これにより、共和制の時代が現実のものとなる可能性が出てきた。

そして我々は統治者を、戯画的な政治を通じて群衆から 我らの傀儡であり奴隷である者たちの中から選び出した大統領で置き換えた。これが、我々がゴイムの足元に敷いた礎である」

「大衆が我々の専制を認知するのは、統治者の一貫性のなさと無能ぶりそれらは我々がお膳立てするによって完全に疲弊したときである。

そのとき彼らはこう叫ぶ。

『もううんざりだ。世界には王が一人いればいい。私たちを束ね、国境や国籍、宗教、財政赤字といったすべての争いの根を絶ってくれる者 今の政府や代議員には望めない安寧をもたらしてくれる者だ』」

こうして我々は「対立や憎悪、闘争、羨望、さらには虐待、飢餓、病と欠乏の蔓延により人類を完全に疲弊させる。

そうやってゴイムから他の道を閉ざし、金融を含めたあらゆる分野において我々の完全なる統治に身を委ねるしかない状況に追い込む。

世界の国々に対して少しでも手を緩めれば、その瞬間から我々が望んでいるものの実現は極めて困難になる。

第十一議定

「これらの組み合わせとは、報道の自由、結社の自由、科学研究の自由、選挙権を含む数多くの、人類の記憶から永遠に抹消されるべき権利である」

「ゴイムは羊の群れであり、我々は狼である。狼が群れをとらえればどうなるか」

「彼らには、平和を脅かす敵を無力化しすべての党派を懐柔したあかつきには、速やかにあらゆる自由を回復すると保証しっづける。

それらの自由が戻ってくるまでどれくらいかかるかといったことは、不毛な議論である」

この計画はユダヤ人が他の方法では手に入れられないものを間接的に手に入れるためのものであり、「秘密フリーメイソン」組織の基盤にもなっている。

ロッジに引き寄せられた「家畜ゴイム」はこの目的には気づいていない。

「神は選民である我々を分散させた」。そのおかげで「我々は今や世界統治を実現しょうとしている」

第十二議定

「大衆の大多数は言論機関の真の主人が誰かを知らない。

〔革命後は〕何人も我らの政府の無謬を疑うことは許されない。我々を攻撃するものの中には、我々の設立した機関も混じっている。

ただしその攻撃は我々があらかじめ修正することを決めた部分に向けられる。我々のコントロールの及ばない声明が大衆に届くことはない」

「我々は自ら敵〔言論機関〕を用意する。それは表面的には我々と正反対の立場であるように見える。 我々の真の敵は、この偽装された対立機関に同調し、我々に手の内をさらす」

「我々は確実に敵に勝利する。なぜなら彼らの忌悼なき意見を公表する最終手段である言論機関が、彼らの自由にはならないからである」

第十三議定

「日々の糧のために、ゴイムは沈黙し、我々の従順な僕となる」

「娯楽や遊興、芸術、スポーツなどに〔大衆の〕気をそらし、我々が対立を余儀なくされるような疑問を抱かせないようにする。

考えたり自らの意見を持ったりする習慣を廃れさせることで、大衆は我々と同じ論調で話すようになる。彼らの思考に新たな方向性を与えるのは、唯一我々だけだからだ。

無論これは、我々とのつながりを疑われる懸念のない人間を通して行なわれる」

「これらの人間がすべて我々の政治的計画に沿って動いているという事実に気づく者などいるわけがない。そのような計画の存在を、これまで何世紀にもわたって誰一人疑いもしなかった」

第十四議定

「王国に足を踏み入れる際には、我々の宗教だけが残っているのが望ましい。 したがって、他の信念体系を一掃する必要がある」

我々はまた、「社会福祉という夢物語〔社会主義、共産主義〕」が常に悪い状態を生み出しつづけてきたことに気づかずに、これらを追求してきたゴイム政府の愚かしさを白日の下にさらす。

「我々の哲学者たちはゴイムの様々な信念の欠陥を論じる。しかし、我々の信仰が真の視点で論じられることはない。

我々だけがすべてを学び、我々は決して秘密を漏らすことはない」

「ゴイムの指導者になる訓練を受けた我々の賢者が、ゴイムの心に影響を与えるものを造り出し、我々が彼らにふさわしいと判断した知識や概念に誘導する」

第十五議定

「不和と新教を深く」根付かせたゴイム社会の株序を回復するため、我々は 「非情なる手段」を用いて抵抗を鎮圧する。

我々はロシア貴族のような絶対的権威のイメージを確立しなければならない。 ロシア貴族は教皇を別にすれば「近年まで存続していた我々の唯一の深刻な敵だった」

(1894年にこのようなことが言えたのだとすれば興味深い)

革命後はあらゆる秘密結社を解体する。

しかしそれまでは、フリーメイソン・ロッジを創って増殖させる。「我々はここを情報と影響力の拠点とし、革命と自由主義的要素を結びつける」

フリーメイソンのおかげで 「極めて機密性の高い政治策略を周知させ、最初から統一的に進めていけるようになる。

会員には、世界中のほぼすべてのスパイと国家警察が加わり、まつろわぬ者たちにそれぞれの立場でカを行使できるようになる。

また、彼らが我々の活動の隠れ蓑となり〔我々に累を及ぼすことなく我々のために働き〕、不満等を受け止める盾〔悪役〕になる」。

これが、社会において警察と情報組織の果たす役割である。

我々に反抗する計画が持ち上がるとすれば、「その首謀者は、我々が最も信頼している僕の中にいる」

ゴイムのフリーメイソンは完全にコントロールされる。「ゴイムは大衆からもたらされる利益のおこぼれにあずかることを期待してロッジに入会する」。

彼らは取るに足りない存在である。

「外見は虎でも魂は羊のそれで、どんなものにも簡単になびく」。我々は彼らに「集産主義」と云う玩具を与えたが、これは自然の理に逆らう概念だ。

「ゴイムの意識が我々にくらべて未発達であることの何よりの証左であろう。 これこそが、我々の成功が保証される最大の根拠でもある」

執筆者は、いかなる犠牲を払ってでも計画を停滞させてはならないと述べている。

「家畜ゴイムの胤」についてはまったく価値を認めていないが、ユダヤ人の犠牲は他のユダヤ人のためであったとしている。

我々は「我らの活動を妨げる」者の死を早める。

「フリーメイソンについても、同胞以外は誰も気づかない形で処刑する。 本人にも気づかせない。 普通の病気のような形で必要に応じて死なせる。

同胞もこの事実を知っているので、抗議したりはしない。かかる手段により、我々は方針に逆らう獅子身中の虫をフリーメイソンから排除してきた」。

より優れた知性が選民に宿っている事実は「世界を導き統べる役目を自然が我々に与えている」ことを物語っている。

人類がより強いものに従う家長的専制の説明あり。このカに比べれば、世界の民衆も彼らの政府も「半人前の子供」にすぎない。

第十六議定

「我々は、見事に株序を破壊してきたこれらの原則を彼らの教育に取り込まなければならない。

我々が権力の座についたあかつきには、社会不安につながるすべての要因を教育から取り除き、青少年を権威に従順な子供に育てる。

支配者を、安寧を支える希望として敬愛するようにする」

「我々は過去の世紀に関する人間の記憶から、私たちにとって望ましくない事実をすべて抹消し、ゴイム政府の過ちに関するもののみを残す」

「我々はあらゆる教育の自由を撤廃する。教師は自由講義のような形で読み聞かせる。これらの言説は、我々の信仰に帰依させるための過渡的な教義として我々が示すものだ」

「我々はわずかに残っている自立思考を呑み込み、奪い取って利用する。

〔我々は〕ゴイムを自ら考えない従順な畜生に変え、目の前にものが置かれない限りそれについて考えないようにする」

(これは社会的、政治的な批判が建設的なものなどではなく、本質的に体制転覆を狙ったものであることを示唆している)

第十七議定 ..

「我々はかねてより、今なお大きな障害となりかねないゴイムの聖職者の権威を失墜させ、彼らの地上における使命を害するべく努めてきた。

他の宗教に対処するのはさらに容易であろう」(カトリック神父の性的虐待を思い浮かべる方もいるだろう)

「ユダヤの王が真の宇宙の教皇となり、国際教会の家長となる」

「我々は分裂を狙った批判により〔既存の教会と〕戦う」(同性愛者の結婚などが思い浮かぶ)「我々の計画では、臣民の三分の一が、国への自発的奉仕の原則から生じる義務感に基づいて残りを監視する」

「我々の同胞〔ユダヤ人〕は今日同様、自らリスクを負って家族内の背信者をカハル〔ユダヤ会議〕に告発する義務を負う。

世界に広がる我々の王国においては、臣民全員が国に奉仕する義務を果たさなければならない」(KGB、シユタージ、ゲシユタポなどが思い浮かぶのでは)

第十八議定

「我々は手先の者たち、盲目の羊の群れを使ってたびたびゴイムの王の命を狙い、その威光を失墜させてきた。

政治的な色を付けた自由主義の言葉を二つ三つ与えるだけで、彼らはいかなる罪にも手を染める。我々は過剰な秘密警護を喧伝する統治者にその弱さを認めさせた。

これにより、これらの権威は崩壊する(アレクサンドル二世は1881年に爆弾で暗殺された。内務相ヴヤチェスラフ・プレーヴエは1904年7月に、ピヨートル・ストルイピン首相は1911年9月に暗殺されている)。

第十九議定

ゴイムがこのような扇動対策〔盗みや性的虐待でイメージダウンさせたり、重大な犯罪で一人をつるし上げたりすること〕を用いるのを阻止する試みがうまくいっていることを願う。我々はそのために、言論機関や公の場で語られる言葉を通じて間接的にまた巧妙に編纂された歴史教科書を通じて、社会福祉の理念のために扇動家が殉教してきたという偽りの事実を喧伝してきた。これによって自由主義勢力が増え、多数のゴイムが我々の家畜に加わった。

第二十議定

「金融プログラム(中略)、我々の計画の決定的な柱」 についての記述。

執筆者は金融分野に詳しく、銀行家である可能性が高い。

「我々が王国に足を踏み入れるとき、我々の専制国家は大衆に過大な税を負担させないようにする。 国は彼らの父と保護者の役目を果たすからである」 累進課税が導入される。

「額に応じて税率を高めたほうが、現行の所得税や固定資産税よりもはるかに多くの歳入が得られる。

これらの税に現在価値があるのは、ゴイムの間に軋轢や不満をもたらすということにつきる」

「我々は流通している貨幣を回収することで、ゴイムに経済危機をもたらしてきた」

「貨幣の発行量は人口の増加に応じて調整しなければならない」 「金本位制を採用した国はそれが命取りとなつた。貨幣の需要を満たせなかったからだ。

そして我々が可能な限り金の流通を減らしてきたため、状況はさらに悪化した」

「ゴイムの純粋に野蛮な脳から生まれる思考力が未発達であることは、彼らが我々から借財をしてきた事実からも明らかである。

彼らはこれらの金に利息を加えて国庫から我々に返さなければならないという点を一切考えてこなかった。必要な金を国民から直接集めたほうがよっぽど簡単だったはずだ」

第二十一議定

「我々は種々の債券を自在に発行する権利を手にしている。

ゴイムを対象に国債を募ると、彼らは額面の利回りに狂喜して争うようにこれを求める。売れ行きが好調だとの口実をでっち上げれば、人工的に値を上げることができる

残った債務はさらにまた新しい債券を発行して利払いに充てる。

ついに政府は新しい、税を取り立てる必要に迫られる。だが新税はただ利払いのためであり、借金のために借金を重ねるだけである」

「我々はゴイムの手にある債券を弄ぶ。すべて値が跳ね上がるものはまた下落する。我々の利益にならなくなつた取引所は機を見て廃止する。

そうして債券を安値に固定して我々が買い取れば、すべての企業を我々に従属させることができるのだ」

第二十二議定

「我らの手には、現代において最大のカを有する金がある。我々の支配が神により定められていたことを、これ以上に証明するものがあるだろうか。

これだけの富があれば必ずや、幾世紀にわたり我々が余儀なくされてきた悪行がすべて、真の幸福 すべてを株序のもとに置くという目的のためであつたと証明できる」

「我々の秩序はすべての秩序の上に君臨し、そこには人類の全幸福が含まれる。

この権威の威光の前にすべての民は畏怖を抱き、無意識に膝を折る。真のカはいかなる権利にも譲歩することは神の権利さえも例外ではない。

誰も畏れて近づかず、一片たりとも奪う気を起こさない」

第二十三、第二十四議定

「ユダヤの王」すなわちダビデ王の末裔が世界の王となり、現存するすべての統治者に取って代わる。

議定書の最後は奇妙に穏やかな調子で、慈愛に満ちた政府が完全な服従と引き替えに確かな平和と秩序を与えると結ばれており、多くの方策が示されている。

「失業は政府にとって最も危険な因子である。権力が委譲された瞬間から、我々にとってはもはや用がなくなる。 飲酒も法律で禁止する」

「ユダヤの王は激情にふりまわされてはならない。ダビデの神聖なる末裔は、民のためにすべての個人的性向を犠牲にしなければならない。

我らの至高の主は、非の打ちどころのない模範的存在になる必要がある」

「シオン代表、第三三位階が著名」

ゼロテ派ユダヤ人が語る「議定書」の最新動向

『シオン長老の議定書』に概要が記された「ユダヤ人の世界支配」計画は、一九七六年にはほぼ実現していた。

ニューヨークのヤコブ・ヤヴイツツ上院議員の私設秘書、ハロルド・ウォレス.ローゼンタールは、ユダヤ人のカがもはや揺るぎないものとなったと感じたらしく、小遣い稼ぎのために保守系月刊誌『ウェスタン・フロント』の編集者ウォルター・ホワイト・九に話を持ち込んだ。

ローゼンタールはホワイトに「多くのユダヤ人には、どのような計画のもとにどのような生き方をしているかを話すだけの勇気はありません。

でも私は何も恐れないし誰も怖くない」と言い切った。

「キリスト教徒が対抗しようとしてももう遅い。そんな時期はとっくに過ぎています。 私たちが侵略を始めたのははるかな大昔です。これが人生最大の目的の一つだということは間違いありません。私たちは侵略者なんですよ」

自分に犠牲者のイメージを持っているというユダヤ人観を覆すこの衝撃的なインタビューは実に一七ページに及び、しばらく前からネット上に掲載されている。

世界を導く真のカについて語ったものとしては、ペンジャミン・フリードマンやC・G・ラコフスキーの暴露に匹敵するものと言っていい。

ローゼンタールはギャンブルの金ほしさにこの話を売り込んだが、口の軽さが災いして彼は命を落とすことになつた。

「PLOの襲撃」を装った事件により、1976年月12月にイスタンプールで殺害されたのである。 ウォルター・ホワイトは、事件がローゼンタール殺害の隠蔽工作だと結論付けている。

ローゼンタールに捧げられた「国際関係における友愛」というサイトが、彼が軽率にも表沙汰にしてしまった事柄をさらに詳しく追及しているが、奇妙なことにそこに彼の顔写真は掲載されていない。

ウイキペデイアによると、ローゼンタールは奨学金でケンブリッジ大学とハーグアード大学院に通い、卒業している。ヒユー・ケアリー議員(ニューヨーク州選出、民主党)のもとで働いた後、ウォルター・モンデール上院議員(ミネソタ州選出、民主党)の事務所に移り、彼の立法議案の指揮を執った。

さらにロックフエラープラザーズ財団で短期間働いたのち、再び上院に戻ってヤコブ・ヤヴイツツ上院議員のもとで働いている。彼は間違いなく、内部の人間だった。

ローゼンタールは言っている。「ほとんどのユダヤ人は認めたがらないが、私たちの神はルシファーだ。そして私たちは選民だ。ルシファーは確かに生きている」

この言葉は現代社会全体にも当てはまる。私たちは今の世俗社会の基盤に、神に対する宇宙規模の反乱があることを認めたがらない。

しかし、現代社会に宿る真の悪魔性は、日ごとに鮮明になりつつある。

ローゼンタールによると、同胞愛に基づく霊的な王国というキリストのヴイジョンに対する拒絶が、「ユダヤ人」が地上の帝国を創った理由の一つであると言う。

彼らは平和の君主ではなく、戦士の王を望んでいるのだ。

「キリストの時代、ユダヤ人は物質と地上の王国を求めていた。だが、キリストが彼らに与えると言ったのは霊的な王国だった。

ユダヤ人はこれに納得できず、イエス・キリストに背を向けて十字架にかけさせた」

ユダヤ人銀行家は、私利に基づいてエルサレムから世界を支配する計画を立てている。

ローゼンタールは、ユダヤ教というのは本質的に人種的強権の隠れ蓑にほかならないと言う「ユダヤ人は特別な人種ではなく、特定の宗教的信念を代表する者なのだと説明することで、他の人々や国に混じって暮らしていくことができる」

ユダヤ・パワーは金融システムを掌握することで生み出された。

「私たちは労使を対立させることで社会を内部分裂させることに成功した。 これは私たちの最大の成果の1つでしょう。

実際には対立構造は三角形ですが、二つしかないように見える。近代産業では私たちが代表する資本が最高のカを持っています。労使はともに三角形の底辺にあって、常に対立している。彼らが上部に目を向けることはありません」

「私たちは国の銀行 連邦準備銀行を通じて、もともと何もないところから創った金を会員銀行の地銀に貸し付けている。

それらの銀行がさらに、産業界に金を貸す。 私たちは神以上のことをしているのです。何もないところからすべての富を生み出しているわけですから。…驚いて

ますね。でも本当のことです。私たちは実際、神よりすごいことをしている」「この見かけの資本で産業界、労使に借金を負わせる。その借金は増える事はあっても完済されることはない。

この延々と増えつづける負債によって私たちは労使を対立させ、彼らが結束して立ち向かってきて借金のない産業ユートピアを実現するのを防いでいる」

「ユダヤ人」は銀行支配を通じて「映画産業、ラジオネットワーク、発展著しいテレビメディア」を完全に独占した。「すべての教材の出版元も押さえたし、音楽だってそうだ。楽曲が発行元に届くずっと前の段階で世に出すべきか検閲している。 早晩、あなたたちの考えることを完全にコントロールできるようになりますよ」

ローゼンクールによると、テレビの番組は「論理的な意識ではなく、劣情に訴えるように」巧妙に制作されている。

「その結果、人々は理性ではなく、私たちの指示に反応するようになっている」

キリスト教の教会も「ユダヤ人」の支配下にあり、人種平等などの概念を広めるのに利用されていると言う。

「これまで説教を通じて利点が説かれてきたものを除き、いかなる法も成立することはありません。典型的なのは人種平等の教えで、これにより統合が進み、最終的に混血が進みました」。疑うことを知らない聖職者が信徒に、私たちは特別な、選ばれた人間だと教え、その一方ですべての人種が平等だと説く。

「矛盾していることには誰も気づきません。だから私たちユダヤ人は、他の人種が平等のレベルに引き下げられている一方で、社会における特別な地位を享受していられる。平等などというデマをでっち上げて全体を低い水準に落としたのはそのためです」

ローゼンタールは、ユダヤ人が罪の意識を用いてアメリカ人を支配していると豪語している。

「あなたたちは骨抜きです。考えることも私たちがお膳立てしている。″罪の意識″まで植え付けて、ユダヤを公然と批判することに二の足を踏ませている」

「私たちユダヤ人はアメリカ国民にいくつもの問題を与え、それぞれの問題の両側面を同時に喧伝して混乱をもたらしてきた。側面に注意が向けられている限り、裏の面に目が向けられることはない。私たちはネコをネズミのおもちゃで遊ばせるように、アメリカ人を手玉に取ってきたのです」

ローゼンタールは、教育ではこの死の呪縛から抜け出すことはできず、暴力的手段に訴えるしかないと断言する。

「歴史はインクではなく血で綴られてきました。手紙や社説や本で民衆が結束したり、独裁に終止符が打たれたことはありません。ユダヤ人はそのことを知っていて、大統領や議会に手紙を送りなさいと大衆を教唆しっづけている。

それが無駄だと悟って彼らがペンを置き、剣を手に取ったときは、私たちにとってまずいことになるでしょう」

彼は、「ユダヤ」の見えざる政府がいかに旧ソ連をコントロールしていたかについても話している。

「ロシアには″目に見える政府″と″見えない政府″の二つの政府がある。目に見える方の出自は様々ですが、見えない方は全部ユダヤ人です。

強大なソ連の秘密警察は、見えない政府の指示で動きます。

ソ連には六〇〇万から七〇〇万の共産主義者がいますが、その五割はユダヤ人で、残りの五割が非ユダヤ人。非ユダヤ人は信用できない。

ユダヤ人の共産主義者は結束して互いに信頼しあっていますが、非ユダヤ人はお互いを探りあっている。 五、六年ごとにユダヤ人の秘密委員会が党人の粛清を呼びかけ、多くの人間が処分される」

理由について尋ねると、彼はこう説明した。

「ユダヤの秘密政府について多くのことを知り過ぎるからです。ロシアの共産党にはユダヤ人だけの秘密結社がある。目に見える政府に関することはみんな彼らが握っている。

この強力な組織によって共産主義の中枢が密かにテルアビブに移され、今はすべての指示がそこから出ている」

ローゼンタールによると、国連もユダヤ人に掌握されているという。「国連は共産圏の巨大な強制収容所に通じる落とし戸にほかならない」

過去200年に起きたすべての戦争や革命も、この見えざるカによるものだという。

デス・グリフィンが直接聴いたインタビューテープ

ローゼンタールのこのインタビューにはあまりにも衝撃的な内容が含まれており、信憑性を疑いたくなる。

国政の場で有名になりたいと願っているような人間が、どうしてこんなものをテープに録音させたのか。脅迫されたらどうするのだろう。

彼は随所でユダヤ人全体に対する不当かっ容赦のない決めつけを行なつている。そのあたりも眉に唾を付けたくなる理由の一つだ。傲慢な態度から一転して、恐怖に駆られている場面もある。「ユダヤ人は夜逃げの計画を立てている」と語っているほどだ。

二〇〇五年のことだ。古典的名著『富者の第四帝国』の著者デス・グリフインと電話で話をしたとき、彼はカリフォルニアにあるウォルター・ホワイトの自宅に招かれてインタビューのテープを直接聴いたと言っていた。

インタビューのローゼンタールはまるで悪役が脚本を読み上げているような感じで、言葉を繰り返している箇所もあった。

しかしグリフインは、「情報はすべて信頼できるもので陰謀は実在し、ローゼンタールがわざわざ嘘をでっち上げる必要はない」と言っていた。

インタビューの最初の部分はいかにも大仰で不自然である。

「私たちは現在、速やかな″脱出”の計画を練っている。ひとたび光が差し始めれば、それを止めるすべはありません。後は私たちのカでその光が強まり、注目を集めていくだけです」

ローゼンタールがユダヤ人のことを「寄生虫」と呼び、理想主義者ではないと言っているのも奇妙な点だ。実際には、私も含めて多くのユダヤ人がかなりの理想主義者である。

銀行家たちは理想主義によって「劣った同胞」を何世紀にもわたってコントロールしてきた。

その一万で、インタビューの後半はより信憑性が感じられる内容になっている。

二人は謝礼の金額をめぐつて激論を交わしており、実際の会話という臨場感がある。ローゼンタールの口から飛び出しているイデイツシユ語も自然だ。

結局のところ、真偽については読者諸氏に独自に判断してもらうしかない。私自身は、デス・グリフインがテープを聴いたことによって、いくつかの疑念が払拭されたのではないかと思っている(たとえばローゼンタールが飲酒していたり、麻薬でラリつていた可能性は否定できる)。

少なくとも私見では、このインタビューには一介の保守主義のアメリカ人にはおそらく書けない、また書くはずもない情報が含まれている。

人種的な優越意識が感じられる点もいかにもそれらしい。

ローゼンタールはユダヤ人が宗教集団ではなく、人種だと断言している。私自身もそう思う。彼は他の宗教に改宗したとしてもユダヤ人はユダヤ人だと言っているし、アメリカ人が信じられないほど不定見で騙されやすい国民だとも指摘している。 また、『シオン長老の議定書』を彷彿とさせる不穏な印象の箇所も多い。

ウォルター・ホワイトのようなキリスト教保守派が、人目を引くために「ユダヤ人」がやっていると自分で非難している行為を自ら行なうことは、私自身は考えにくいと思っている。

経済的手法による「革命」を目指すイルミナティの銀行家

イルミナチイの銀行家は2008年10月10日、私たちを望み通りの状態に陥れた。

誰もがパニックに陥り、金(きん)や不動産、石油など、本当に価値のあるものを捨ててイルミナテイの銀行家が政府に紛れ込んだ手先を使って何もないところから生み出した商取引の媒介物、米ドルに飛びついた

なぜ急に米ドルが魅力的になつたのか。銀行家が私たちの金を住宅ローン担保証券につぎ込み、その後住宅市場を崩壊させた結果、米ドルの大幅な不足が生じたためだ。

これによって数兆ドルが失われ、政府の手先たちは不足を補うために「借金」を迫られることになつた。結果はどうなったか。銀行家が数兆ドルの富を手にしたのである。

彼らはこれを意図的に行なつたのだろうか。リーマンプラザースのリッチ・フアルドCEOへの2500万ドルの退職金は、会社を破綻させた見返りだったのか。

いや、この金はおそらく、従業員とアメリカという国家を売り渡した″報酬″である。 金融界ではこれと同じことがいくつも起こつているのだ。

イルミナチイの銀行家は歴史を通じて常に、戦争と経済的混乱を自分たちの計画を前進させるために活用してきた。

私がこれまで戦争を中心に論じてきたのは、私たちがとりあえず繁栄を謳歌してきたからであるが、事ここに至って、彼らが世界政府実現のために経済危機をどのように利用しているかという点にも目を向ける必要が出てきたようだ。

考えてみると、これは極めて賢いやり方である。

経済不況で血は流れないし、貴重な財産が破壊されることもない。それどころか、銀行家は実体のある富を、安値でかき集めることができる。

しかも、苦境に陥った人々は、一度味わった繁栄を取り戻すためにどんなことでも受け入れようとする。

ラコフスキー 「赤い交響曲」文書の衝撃度

私たちの世界を理解する鍵は、1938年にイルミナティの内部関係者クリスチャン・ラコフスキー(チエイム・ラコヴアー)が行なった証言にある。

スターリン政権下の秘密警察、人民内務委員会が彼に対して聴取を行なった。 ラコフスキーはトロッキーとつながりがあり、元パリ駐在ロシア大使も務めていた人物だ(「赤い交響曲」はhttp://mailstar.net/red-symphony.hymlに掲載)。

ラコフスキーは、共産主義の真の目的は「新世界秩序」と同じで、その本質はフリーメイソンのユダヤ人金融中枢カルテルによる独裁であるという。

「革命」やあらゆる社会主義、自然主義運動も、「国際主義」や「世界政府」などの言葉でかろうじてカモフラージュしているものの、目指すところはこの独裁にほかならない。

労働階級の庇護や平等などを謳うプロパガンダは、一握りの悪魔主義の銀行家と有力者のネットワーク「イルミナチィ」に富と権力を集中させるもくろみをごまかす策略である。

聴取の担当者は、メンバーの名前を教えるようラコフスキーに迫った。

彼は、自分が確実に知つているのはウォルター・ラーテナウとライオネル・ウォルター・ロスチャイルドだと述べ、さらに次の組織や人物がメンバーだと思うと付け加えた。

「組織ではウォール街のクーン・ロープ商会がそうだ。一族はシフ、ウォーバーグ、ロープ、クーンなど。

あえて一族としていくつか名前を挙げたのは、婚姻で全体が結びついているからだ。

他にはバルーク、フランクフルター、アルトシェル、コーエン、ベンジャミン、シユトラウス、スタインハート、ブロム、ローゼンマン、リップマン、リーマン、ドレイファス、ラマント、ロスチャイルド、ロード、マンデル、モーゲンソー、エゼキュル、ラスキーなどがいる。

ここで述べた名前のなかには″彼ら″ の一員ではないものもあるが、重要な問題においては必ず″彼ら″に結びついている」

ラコフスキーによると、戦争は革命に必要なものだという。

イルミナチイの銀行家はスターリンをコントロールできなくなつたためにヒトラーに融資したが、ラコフスキーはこの聴取においてヒトラーの横暴を阻止するためスターリンに復帰を呼びかけ、ヒトラー打倒に協力するよう要請している。

こうしてヒトラーは二正面の戦争を余儀なくされた。まず、二人の独裁者が1939年8月に同盟を結成(スペインでファシストが共産主義者を打倒したわずか数カ月後のことである)、その後ヒトラーとスターリンがポーランドに侵攻すると、連合国はヒトラーにのみ宣戦布告した。

ラコフスキーは経済的混乱を利用して全体主義的支配を実現するイルミナテイの手法についても説明している。

彼によると1929年10月24日のニューヨーク証券取引所の暴落(いわゆる「大恐慌」の始まり)は、1918年のポリシエヴイキ革命よりも重要な出来事だったという。

これにより、「伝統的なアメリカの個人主義」が崩壊し、「寄生主義が横行するようになった。 資本は巨大な寄生虫」であり、これにより「真の革命」が始まった。

「金(カネ)は政治的なカにもなり得るが、それまでは間接的にしか利用されてこなかった。それが直接的なカに変わったのだ。

彼らがこのカを実際に使わせたのが、フランクリン・ルーズヴエルトだ。 おわかりだろうか。これから話すことをよくよく考えてもらいたい。

アメリカ革命の最初の年となった1929年の2月、トロッキーがソ連を去った。暴落は10月に起こつている。 ヒトラーヘの融資は1929年7月に合意された。

みんな偶然だと思うだろうか。

フーヴアーが政権に就いていた四年間は、米国とソ連の実権掌握の準備期間だった。向こうでは金融革命、こちら〔ソ連〕では戦争とそれに続く〔スターリンの〕敗北でそれが実現された」(全文はデス・グリフインの『富者の第四帝国』 に掲載)

オバマに託されたイルミナティ版「新F D R政策」

バラク・オバマはイルミナテイのバフオメットのサインをしている場面をしばしば目撃されている。

本来親指は拳に入れるものだが、オバマはこれについて「親愛の情」を意味するアメリカの手話表現だと説明している。ブッシュはテキサスロングホーンのサインだと言い張っていたが、

これも悪魔主義者の言い逃れにすぎない。

あなたはアメリカの手話のこの手つきが悪魔のサインにそっくりな理由について考えたことがあるだろうか。アメリカの手話にはロックフエラーから金が出ており、考案したヘレン・ケラーは神智学者、すなわちフリーメイソンだった。

歴史が繰り返すのは、フリーメイソンのユダヤ人銀行家がいくつかの同じ手法を繰り返すからである。

今の状況が何らかの兆候だとすれば、今後は経済的に厳しい時代がやってくると見ていいだろう。政府が金融をコントロールしているのなら、借金や利子を増やすことなく容易に経済を回復させられるだろう。

しかし銀行中枢が金融を支配している現状では、彼らが金融システムから吸い上げた資本の補填に本気で取り組むかは大いに疑問だ。

ブッシュ政権は9・11やニューオーリンズの堤防決壊に関与し、多くの費用と犠牲をともなう無意味なイラク戦争を引き起こした。そんな連中をどれだけ信頼できるというのか。

私はオバマ新大統領がフランクリン・ルーズヴエルトばりの「ニューデイール」政策を打ち出すとみている。

それは政府による管理の強化とさらなる「グローバリゼーション」を進めるものになるに違いない。ルーズヴエルト同様に、オバマもある種の救世主のように祭り上げられることだろう。

すでにその兆候もはつきりと表われている。

彼らイルミナテイの目的は常に一つである。

世界制覇の妄想にとらわれた悪魔主義者と、私たちの金融経済を掌握する彼らの手先による、富と人類の完全な支配だ。彼らはそのための組織として世界政府構築を目指し、今はバラク・オバマを傀儡にしている。

先日、私がイルミナチイに固執する宗教を創って、何でもかんでもそこに当てはめているとの批判を受けた。

私は、世界の分析を試みる人間が何らかの体系を見いだそうとするものだということについては、まったくその通りだと思う。

ただ、彼は宗教など全部でたらめだと考えているようだが、私はそうは思わない。

間違っていれば私はむしろうれしい。けれども、イルミナティの陰謀が存在すると考えると、現実に起こつていることがあまりにもうまく説明できてしまうのである。