001.足助の山と町歩き

足助の山と町歩き 2006年 夏

このところ外を歩いていなかったので、足助に歩きに行きました。

百年草のバーバラハウスで早めの昼食を済ます、 隣ではおばあさんと小さな孫がパンを一杯買ってぱくぱく食べている。

昼過ぎに店を出て綾渡の念仏で有名な平勝寺めざして山道をくねうねと登ると 途中にはお地蔵様が祭ってある。

日が射してもいても 林の中を歩くので汗が出るが風が涼しくなったのでまあ快適だ、夏を惜しむ蝉の声も賑やかだ。

30分で初めの分かれ道 更に右に曲がり歩くとハウスで花を栽培している部落を過ぎる。

ハウスでは兄ちゃんがラジオを掛けて一人で作業をしていた、ガラスハウスも窓を全部開けて風が吹き抜けている。

下の段は現役の大きなガラスハウスが4棟有り うえの段ではもう使っていないハウスが荒れていた。

高冷地では油代もバカにならないし高価な花は海外市場から空輸されるだろうし経営は難しいだろうな、

温泉のようなランニングコストの少ない自然のエネルギーが手に入ればいいのになどと思う。

更にとことこと歩き一寸した頂点を超えると綾渡との分かれ道に出た。

左に行くと綾渡の夜念仏踊りで有名な 平勝寺へ向かう道と直ぐ先で右に曲がると東海自然歩道の安実京に行く

私は右に曲がって足助城から香嵐渓の巴川を目指す。

曲がると直ぐに大きな石の上に地蔵さんや神様が5つ程安置されてる大石が2コ出てくる。

足助街道はお地蔵さんが沢山祭ってあるがこのみちにもあちこちにある、峠では神の加護を信じて歩いていたのだろう。

ここからは曲がりくねった結構な急坂を下って行くと脇道が2つばかり現れ、田畑には猿よけか?電気柵もある。

このお碗のような山の縁に作られた道路は右も左も急勾配の斜面なのに上の様な大石が落ちずに引っかかっている。

長い事降りてやっと足助城の入り口道路が現れ 今回はパスして更に下ると足助屋敷の上の駐車場の所へ出る。

川沿いに下って行くと河原では若者がバーベキューや水遊びをして その合間には鮎釣りの釣り人がちらほら続く。

足助屋敷は閑散として静かなもので青空にかやぶき屋根が映えて、 広場では梅干しが干してあり量り売りていた。

飯盛山の縁を半回りして足助の旧街道(塩の道)を町中に入り ここ一番の繁華街を写真を撮りながら歩いて行く。

生憎と火曜日で休みの店が多いがまあ雰囲気は出ている、お盆に提灯をかざるたんころりんの大提灯が残っていた。

写真を撮りながら街をゆっくり歩いて百年草に戻るともう2時間45分は経った。

百年草の風呂に入り汗を流す、 ジジ工房のソーセージを買って休憩所で一休みのあと帰路につく。

天気にも恵まれてしっかり汗がかけた、気持ちの良い日だった。

次の日にはすねの甲に疲れが出た、やっぱり坂道を下るのは登るより大変だ