08共産主義 窃盗と殺人のための計略

共産主義 窃盗と殺人のための計略

1896年、キリスト教に改宗したユダヤ人ジエイコブ・グラフマンは、ユダヤ人の共同組織「カハル」についてロシア語で書いた本を出版した(『カハル(The Kahal)。

グラフマンは著書のなかで、ユダヤ人団体が、実際にロシアの非ユダヤ人に対する陰謀を企てていた多くのユダヤ人や非ユダヤ人はこのことを知らないとほのめかしている。

この類の本のほとんどがそうだが、現在同書は入手不可能だ。

幸いなことに、Z・A・ラゴジン夫人が1881年にセンチュリーマガジン(23巻1号)に完璧な要約を掲載した。

タイトルは、「ロシア的観点から見たロシアのユダヤ人と非ユダヤ人(Russian Jews and Gentiles from a Russian Point of View)」だ。この素晴らしい論考は、ネット上で閲覧できる。

ラゴジンは古代近東史研究者で、カルデア人、ペルシャ人、アッシリア人に関する著書を1880年代に六冊ほど出版している。

密告者が解説する「カハル」の細目

グラフマンの本は、カハルに関する数千の内部資料に基づいている。非常に衝撃的な内容が明かされている。

カハルは、非ユダヤ人の財産はユダヤ人にとって「無料」であるとのタルムードの教えに従っていた。

ユダヤ人は町議会(「カハル」)に料金を払えば、非ユダヤ人の財産を騙し取る許可を事前に与えられた。

これは明らかに反ユダヤ主義の原因であり、理想的な表看板を掲げる共産主義(と新世界秩序)の略奪性の本質を解き明かす鍵かもしれない。

ユダヤ人歴史家シモン・ドウブノフに「密告者」と呼ばれるグラフマンの説明はこうだ。

「ユダヤ人『N』が、非ユダヤ人『M』の家を買う権利を買う。彼は『カザカ』すなわち非ユダヤ人『M』の家の所有権を獲得した。

その結果、他のユダヤ人の介入や競争を受けることなく、『M』の家を獲得する排他的な権利が与えられた。その際『N』は、『いかなる手段を用いてもよい』。

『N』が正式に『M』の家を自分のものとするまでは、現在の所有者から家を借りたり、家の中で商売をしたり、所有者やその家に暮らす他の非ユダヤ人に金を貸したり、住人たちを好き

なように利用して利益を生み出す権利を独占する」

次の文章を読めば、個人がユダヤ人に従属させられる仕組みが見えてくる。

「カハルは時々、特定の非ユダヤ人を不動産抜きでユダヤ人に売ることがある〔「メロピ」と呼ばれる行為〕。

ユダヤ人には、偏見の対象である非ユダヤ人と接触してはいけない場所がある。しかしその他の場所では、非ユダヤ人に金を貸したり、賄賂を渡したりできる。

非ユダヤ人の財産は 「ヘフケル」〔万人に無料〕とされるため、彼らから強奪することもできる。そしてユダヤ人なら誰でも非ユダヤ人の財産を獲得し、自分のものにできる」

グラフマンは次のように述べている。

「自分たちの権利が制限されていたにもかかわらず、ユダヤ人は住み着いた地で常に異端要素を排除し、その地の資本や不動産を手に入れ、商売や貿易における競争相手をすべて排除してきた。 この様子は、自分が手に入れた資料に非常に明確に記されている。ユダヤ人のこうした行動は、ロシア西部、ポーランド、ガリシア、ルーマニアで見受けられた」

酒の販売と金貸しは、財産を掠め取るための手段だった。

ユダヤ人のウォッカ販売業者は、収穫時に現われ、農民に酒をツケで売る。やがて農民たちは酒を飲むのが習慣になり、ツケの利息も膨れ上がり、財産と未来の収穫がウォッカ商人の手に渡る(E・マイケル・ジョーンズ『ロシアン・ルーレット』 「文化戦争」誌2006年5月号)。

革命的な窃盗手段による暴利

『カハル』が出版されてから50年後、キリスト教ロシア文明はボルシエヴイキ革命によって無残に破壊された。ボルシエヴイキ革命は、イルミナチイ・ユダヤ人銀行家の表看板だ。

この革命の際立った特徴は、陰惨で堕落した警察国家以外に、非ユダヤ人の無数の富の没収と、大半がユダヤ人による何百万人もの非ユダヤ人の虐殺だ。

このホロコーストが注目されないのは、イルミナチイのユダヤ人がマスコミと教育を支配しているからだ。

ロスチャイルドのフロント企業クーン・ロープ商会は、1917年の革命の際に拠出した2000万ドルから、たっぶり利益を取り戻していた。

レーニンは1921年に、彼らに1億200万ドルを支払っている(ニューヨーク・タイムズ、1921年8月23日付)。

その上、ロマノフ家(ロシア皇帝)が無謀にも彼らに預けた銀行口座も管理していたかもしれない。

加えて、イルミナチイのユダヤ人銀行家はロシアの産業を手中に収めた。ドイツのシークレット・サービスの資料には、ポリシエヴイキに対する指示が次のように記されている。

「ロシア人資本家は好きなだけ破壊してもいいが、ロシア企業には絶対に手をつけてはならない」

ドイツ帝国銀行は、ボルシエヴイキに600万ルーブルもの大金を送っている。

この件に関して、A・N・フィールドは銀行家とボルシエヴイキが交わした文書10と11を引用している。

「彼らは、ドイツの銀行が戦後ロシア産業を支配する条件を記した完璧な概要を提出している」(『スランプの真実(The Truth About the Slump)』一九三一年)

「2000万人虐殺」を指揮したレーニンとトロッキー

レーニンとトロッキーは、悪名高いシークレット・サービス 「チエカ」(のちのOGPU、NKVD、KGB)を創設した。目的は、財産を奪取し、反抗する勢力を粉砕するためだ。

すべての市や町に配置された最初のチエカ部隊の最重要任務は、皇帝派の官僚、警官、高官、自衛軍の家族、一万ルーブル以上の資産を持つ市民を抹殺することだった。

何千人もの科学者や技術者が「搾取者」として殺され、国内の医師の半数が殺されるか強制的に移住させられた。人人は年齢に関わりなく、家、通り、チエカ本部の地下室で殺された。

何千人ものキリスト教司祭や修道僧がグーラグ(矯正労働収容所)に送られ、虐殺された。

教会は、初期の頃からポリシエヴイキの敵意にさらされた。教会の財産没収に対する抵抗、とりわけ金銀製品取り上げに対する反対は激しかった。

司祭たちは教区の信者に、没収に抵抗するように呼びかけ、当局が利益のほとんどを懐に入れていると糾弾した(スラヴア・カタミドゼ『忠実な同志、冷酷な殺し屋 USSRのシークレット・サービスー1917~1991』)。

勇気あるユダヤ人作家ステイーブ・プロッカーによれば、チエカは少なくとも2000万人を殺したと思われる。

プロッカーは、チエカを導き、配置していたのは主にユダヤ人だったと述べている。チエカに権限を与えていたのは、レーニンとトロッキーだ。二人ともイルミナティのユダヤ人であり、イルミナテイ・ユダヤ人銀行家に資金援助されていた。

「多くのユダヤ人が共産主義革命に魂を売り、手を血に染めた。血の痕は永遠に消えないだろう」とプロッカーは記している。「近代のもっとも凶悪な殺人者には、ユダヤ人が含まれることを忘れてはいけない」

殺人者を許すわけではないが、多くの一般のユダヤ人および非ユダヤ人共産主義者は、共産主義が貧しい労働者、富の分配、社会正義を象徴していると本気で信じていた。

今日と同じように、イルミナティのユダヤ人が大衆を洗脳していたのだ。 しかし、なかには詐欺に気づいたユダヤ人もおり、彼らは勇敢に共産主義と戦った。

イルミナテイの傀儡指導者たちは、つかず離れずの距離を取りながら働いた。

歴史が無作為に展開していると見せかけるためだ。 そのためスターリンは時折、支配者たちに反抗し、彼らのユダヤ人エージェントらを迫害した。多くの研究者が、スターリンは最後の弾圧を試みたときに暗殺されたのだと考えている。

この「赤色テロ」の左右反転画像が、1930年代に行なわれたナチスによるユダヤ人迫害と、ユダヤ人富裕層の財産没収だ。

私は、イルミナテイのユダヤ人銀行家が、ナチス台頭の裏で糸を引いていたと疑っている。 また、彼らは「自分たちより下位のユダヤ人同胞」や非イルミナテイ・ユダヤ人ライバルの

富を奪い、利益を得たのだろう。ドイツの大銀行家たちは、ユダヤ人財産の「アーリア化」に大いに関わっていた。

イルミナティの掌中にある私たちの国家

西洋文明を癌細胞が蝕んでいる。原因は、私たちの経済的・政治的・文化的・精神的制度を支配するイルミナテイの中央銀行家たちだ。

要するに、私たちの「指導部」は、私たちに戦争を仕掛ける秘密の帝国主義権力を代表しているのだ。私たちは、私たちの制度がすでに破壊されてしまっているために、そのことに気づけないでいる。

今日のアメリカは、ロシア革命以前のロシアにたとえることができる。

W・シェルジンによれば、「国家の頭脳は〔イルミナテイの〕ユダヤ人の手中にあった。そして、ユダヤ人の思考で物事を考えるのが当たり前になつていた…。様々な制約を受けながらも、ユダヤ人はロシア国民の精神を支配していた」(前掲ジョーンズ「文化戦争」誌)。もちろん、ユダヤ人の精神を支配しているのはイルミナティだ。

正真正銘のユダヤ教徒(もちろんキリスト教徒、イスラム教徒もだ)は、神と普遍的な道徳的株序を支持する。 したがって、どれほど優遇されようと、世界政府は決して「ユダヤ人にとって良い」ものではない。

世俗的ヒューマニズムでは神の代わりは務まらない。邪悪な計略と、過去の特徴である残虐性を覆う飾りでしかない。

ソ連はシナゴーグを見逃し、教会を破壊した

ある読者からこんな鋭い質問を受けた。

「ポリシエヴイキの思想がロシアを襲ったとき、彼らは宗教を抹消しょうとした。彼らの哲学は無神論であり、キリスト教の教会を閉鎖し、聖職者を殺すか投獄した。

しかし、ユダヤ教のシナゴーグは閉鎖されたのか。ラビたちは殺されたのだろうか。あるいは投獄されたのか。

この疑問に対する答えが、初期の共産主義について多くの事実を明かしてくれるだろう。あなたなら、真実を突き止めてくれると願っている」

私はアメリカ人歴史家エドウイン・スクーンメーカーの著書のなかに、右の質問の答えを見つけた。

マルクス主義を遂行するためのボルシエヴイキ革命から15年後、アメリカン・ヘブライ紙American Hebrewの記者はようやく次のような記事を書くことができた。

「数週間前にロシアに滞在した記者が得た情報によれば、何百ー何千かもしれないーものギリシャ・カトリック教会が破壊されたのに、ユダヤ教のシナゴーグは1つも破壊されなかった。モスクワや他の大都市では、政府が大きな建造物を建てる場所にあるキリスト教教会は、破壊されている」(アメリカン・ヘブライ紙、1932年11月28日付)。

「人々のアヘン」である宗教を破壊しようとする革命が、なぜかロシアのシナゴーグは見逃した」(『民主主義と世界支配(Democracy and World Dominion』1939年)

共産主義者が神と宗教を憎悪していたとするなら、なぜシナゴーグを破壊しなかったのか。

キリスト教とユダヤ教は同じ神を信仰しているのか。 あるいは、神の排他的独占を主張する宗教を宗教と呼べるのだろうか。

もしかすると、ユダヤ教はフリーメイソンのような秘密結社なのか。

メンバーは秘密の計画を知らされていないのだろうか。実際には、計画の内容は共産主義が示している。多くの敬虔なユダヤ教徒が実際は反共産主義者であったにもかかわらず、

スクーンメーカーの著作は、タルムードに基づくユダヤ教と異教の悪魔崇拝共産主義の間には、共通点があると示唆しているのだろうか。

ロンドンに拠点を置くユダヤ・フリーメイソン銀行陰謀団は、ポリシエヴイキに出資しており、ニュー・ワールド・オーダー新世界秩序の後ろで糸を引いている。

共産主義は壮大な弁証法的プロセスであり、これによって「アメリカの生活はソビエト連邦と難なく統合できる」と、フォード財団の会長ローワン・ゲイターは1953年に議会調査官ノーマン・ドツドに述べている。

もしも実際に共産主義と民主主義が「テロとの戦い」という偽りの名目のもとで「難なく統合」できるならば、教会の破壊はキリスト教徒と神を恐れるすべての人々(私のようなユダヤ人も含まれる)にとって憂慮すべき事態だ。

共産主義運動にユダヤ人が明らかに関わっていた事実は、資料で裏づけられている。 ユダヤ人が気づいていないのは、悪魔崇拝共産主義が反ユダヤ主義の源である事実だ。

神秘主義とソビエト連邦は、いずれも五彗星形をシンボルとしている。歴史を通じて、キリスト教徒はユダヤ人をサタンの僕とみなしてきた。

なかにはこの評価が当たっていたユダヤ人もいたかもしれない。しかし結果として、すべてのユダヤ人が苦しむことになつた。

世俗のユダヤ人は「国有」「平等」「社会正義」といった言葉に騙された。彼らは精神的救済を拒否し、世界的ユートピアという悪魔の欲望を受け入れた。

現在も「役に立つ愚か者」を世界政府に参加させるために同じ餌が使われている。

純粋な悪を表わすイデオロギーであり、私たちの財産を奪い、家族、神、国家、人種、自由に対する私たちの愛を破壊することを目的とする共産主義が、私たちの社会に受け入れられ、しかも名声を得ているとは驚きだ。

人類はそこまで堕ちてしまったのか。

共産主義は、私たちの人間性そのものを攻撃する。もちろん今日の共産主義は別の名前を関して広まっている人権(特定の人々にとっての)、フェミニズム、多様性、ポスト・モダニズム、共同体主義、世界政府そしてより巧妙に欺くために、常に善良そうな表情を見せている。

銀行が所有するマスコミは、共産主義者がロシアで行なつた破壊行為と、2500万もの人々が殺された事実についてひたすら沈黙を守っている。

彼らが同じ手を繰り返す前に、この事実を公表しなければならない。イルミナチイ=共産主義の信条が「目的は手段を正当化する」であることを思い出して欲しい。

ナチスが家畜列車で人間を輸送することを思いついたのではない。スクーンメーカーは証拠としてユージーン・リオンを引用している。リオンは共産主義に騙された人間だ。

彼は農民の追放について書いている。 「何百万人もの農民の家が破壊され、住人たちが家畜列車に詰め込まれ、凍てつく北の地か、乾燥した中央アジアの地に捨てられた。

私は、疲れきった男女、子供たちの群れが、閉じ込められた動物のように家畜列車の換気口から外を覗いている様子を目の当たりにした」

ナチス同様、ポリシエヴイキは大量の人間を殺したが、遺体を処理するのにやはり苦慮した。

スクーンメーカーは、フランス海軍の潜水夫たちがオデッサ港の底に山積する遺体を発見したと報告している。「海底には、波に揺られて垂直に立つ遺体が林立していた。遺体は、巨大なわかめのように静かに揺らめいていた。髪は垂直に立ち、腕は上に向かっていた。この海底墓地には、ロシアのもっとも高貴な出自の息子や娘たちも永眠していた」

こうした残虐行為は1920年に行なわれた。

第三インターナショナルの指導者グリゴリー・ジノヴイエフ(別名ヒルシユ・アプフエルバウム)が、1000万人にも上るロシアのブルジョワジーの抹殺を命じた二年後のことだ。

ユダヤ人を無実の被害者とする動きには、ポリシエヴイキ・ユダヤ人の殺人者としてのイメージから目をそらさせようとする意図があるのは明らかだ。

「世に知られていない残虐行為でこれほど不愉快なものは世界史上記録されていない。このような行為が人知れず行なわれるとき、人間の残虐性が明らかになる」とE・J・デイロンは記している。

エストニア人ジャーナリスト、ジユーリ・リナによると、カール・マルクス、レーニン、トロッキーはみなフリーメイソンのメンバーで、基本的に機能障害を抱える社会的敗者だった。彼らは大衆を騙すためにイルミナテイの銀行家に雇われていた。

レーニンは、売れない弁護士だった。担当した訴訟はたったの六件で、万引き犯の弁護をしただけだ。しかもすべてに敗訴している。 一週間後、彼は弁護士のキャリアをあきらめ、高給が見込める革命家に転身した。

レーニンは次のように宣言している。「平和とは単純に、共産主義による世界支配だ」。彼の恐怖支配によって、900万人が死んだ。しかしレーニンがヒトラーと比較されることはない。 ユダヤ人が影響力を振るう秘密警察チエカは、1918年から19年にかけて彼らが殺害した170万人の名前を公表した。なかには30万人もの聖職者が含まれていた。

「ロシアから、血の川が流れ出していた」とリナは記している。「ロシアの公式報告書によると、169万5904人が1921年1月から1922年4月の間に殺されている。

犠牲者のなかには、司教、教授、医師、将校、警官、弁護士、公務員、作家などが含まれている。彼らの罪は、『反社会的思考』だった」(ジユーリ・リナ『サソリの印(The Sign of the Scorpion) 』)

その邪悪な精神はどこから生じているのか

スクーンメーカーは次のように報告する。 共産主義者は、ブルジョワジーを虐殺したときと同じ熱意で「聖職者を追いつめた。キリスト教の祝日は廃止された。

親は子供に宗教的な指示を与えることを禁じられた。信仰や崇拝の名残を嘲笑うために、無神同盟が結成された」

裁判が再び開かれるようになつた。正義は、ポリシエヴイキの正当性を基準に判断された。反ユダヤ主義は国家犯罪となった。

科学、芸術、教育はすべてマルクス主義の基準のもとに置かれ、多くの場合容赦なく抑圧された。 ロシアの古典や童話でさえ、図書館や学校から姿を消した。

婚姻制度は変更された。配偶者に書類を送るだけで、離婚が可能になった。「女性の公的所有」が議論されたが、これは却下された。

1936年の「解放」によって、女性たちは化粧をするようになつた。

今日のアメリカでは、文化、教育、宗教、結婚、言論、報道、客観的真実の質が着実に低下している。二つの制度が「難なく統合」するなかで、私たちの生活のすべての側面を支配しようとする試みが見受けられる。

ユダヤ人評論家たちは、非ユダヤ人の「非合理的な」憎悪、すなわち「反ユダヤ主義」を理解しょうと頭を悩ませている。共産主義と、人類を自然な発展 家族、国家、人種、宗教(神)から逸らそうとする銀行家たちの試みに目を向けるだけでよいのだ。

ユダヤ人が、誇大妄想狂の銀行家陰謀集団の手下になることや、彼らに騙されるのを拒み、隣人のキリスト教徒たちとともに共産主義と戦っていたならば、反ユダヤ主義など興らなかったはずだ(ユダヤ人の多くが共産主義者になつたことはないが、ユダヤ人なくして共産主義は決してありえなかった)。

ユダヤ人評論家たちは、人類を脅かす邪悪な精神がどこから生まれているのかを考えるべきだ。 そして、その精神が邪悪であり、決してユダヤ人のものではないと告発しなければならない。

ユダヤ人の精神統一体 「エグレゴア」

私は最近、旧ソ連が何千もの教会を壊滅させながら、ユダヤ教のシナゴーグを見逃したのを知った。

宗教を「大衆のアヘン」とした共産主義者は、なぜユダヤ教を宗教とみなさなかったのか。キリスト教徒もユダヤ教徒も同じ神を信仰しているのだろうか。

共産主義とユダヤ教には類似点があるのだろうか。

もしかすると、ユダヤ人エリートは異なる神を崇めているのかもしれない。

ある読者「ジョージ」は、「ロスチャイルド家ではないがロスチャイルド邸の近所の大邸宅に暮らす」裕福なユダヤ人銀行家一族の女相続人リアと面識があった。

「リアは、スイス・ジュネーブ大学心理学部の同級生だった。 彼女は金髪で碧い眼の魅力的な女性だった。ダビデの星を身につけていたので、ユダヤ教の信者なのかと尋ねた。

すると彼女は『イエスとノー』と答え、ユダヤ人が仕える神ではなく、ユダヤ人に仕える神を崇めていると付け加えた。

私はすかさず、それはエグレゴアのことかと聞き返した。彼女は『イエス』と答えただけであとは口をつぐんでしまった。その後私たちは二度とこの話題に触れることはなかった」

「エグレゴア」とは「思考様式」「集団的心理」を表わす超自然的な概念であり、一つの集団の思考で構成され、その集団の思考に影響を与える自立した精神的統一体とされる。

近年では、エグレゴアとその集団の共生関係は、企業(法人)という非超自然的概念と比較される。

前述のジョージは、ユダヤ人エリートがユダヤ教の神を「エグレゴア」として創り上げたのだと推測する。

すなわちユダヤ教の神とは、ユダヤ人の集団的意思の手段であり、異教徒を征服して至上の権力を手に入れるための手段なのだ。

「かつて祭祀を司ったレビ人は、ユダ族の集団的心理から超自然的な統一体を創り上げたのだろうか。

そしてこの統一体を自主的孤立主義と差別主義、またの名を超民族中心主義に染めたのだろうか。

この統一体は、『選ばれた民族』として『異邦人』国家を破壊する手助けをし、物質的な見返りを与えるための存在なのだろうか。レビ人の黒魔術がこの統一体を生み出したのだろうか。史上初の教化された無神論者として、レビ人はモーぜが唱えた普遍的な神を否定し、『主たる神』に服従するよりも、むしろ自分たちの『エグレゴア』的神を通じて自分たちが『主たる支

配者』になろうとしたのだろうか」

この「エグレゴア」とはルシフアーだ。ユダヤ人エリートは、悪魔を新世界秩序の指導者に据えたのだ。ユダヤ人エリートとは、「共産主義資本主義インターナショナル」であり、婚姻関係にあるドイツ・ユダヤ系銀行家ファミリーだ。クリスチャン・ラコフスキーによれば、これらにはロスチャイルド、ウォーバーグ、シフ、その他多くの血族が含まれる。

彼らはこのほかにも、自らをユダヤ人と信じるヨーロッパとアメリカの腐敗した非ユダヤ人エリートとも婚姻関係を結んできた。

ひた隠しにされる略奪計画の秘密

新世界株序の裏にはユダヤ教のエグレゴアが控えていると明かしたところで、もう一ておかなければならない。

この考えのもとでは、支持者(「信者」)のみが人間であり、そうでない者はみな、搾取すべきあるいは虐殺するべき動物とみなされるのだ。

ウクライナにおけるホロコーストに関する画期的な論考を著わしたニコラス・リッソンは、タルムードと旧約聖書に横たわるこの「我々対彼ら」思考の例を挙げている。

イザヤ書60章12節(あなた〔イスラエル〕に仕えない国も王国も滅び/国々はまったく廃虚となるであろう)、イザヤ書61章5~6節(他国の人々が立ってあなたたちのために羊を飼い…あなたたちは国々の富を享受し…)である。

リッソンは、タルムードのもっとも悪辣な節はトーンダウンされるか、あえて翻訳されていないと指摘する。「貸与人」という恐ろしい制度に関する情報は削除されている。

リッソンは、ユダヤ人指導者たちが反ユダヤ主義を活発に煽るのは、ユダヤ人の結束と生存に不可欠だからだと指摘する。ユダヤ人もこの事実を認めている。

ユダヤ人は、「エグレゴア」 すなわち略奪計画なくして、自分たちの集団的存在理由はないというのだろうか。もちろんこの秘密はフリーメイソン同様、一般人にはひた隠しにされる。このフリーメイソンについては、ラコフスキーが「共産主義の勝利」をもたらすための存在だと主張している。

史上最大の虐殺、ウクライナの「ホロドモール」

史上最大の大虐殺は、ユダヤ人に対するホロコーストではなく、ウクライナで起きた「ホロドモール」、すなわち「大飢饉」だ。

スターリン自らの推定によれば、1000万人のウクライナ人が死んでいる。死者の大半を手にかけたのはユダヤ人共産党員だ。

ウクライナの大飢饉は、ポリシエヴイキがすべての穀物を没収したことに端を発した。

リッソンは次のように記している。「男女、子供といった農村部の人口の四分の一が国土の広範囲にわたって野垂れ死にするか、瀕死の状態で捨て置かれた。

まるで巨大なベルゲン・ベルゼン強制収容所のような光景だった。死んでいない者も、亡くなった家族や隣人を埋葬する気力もないほど衰弱していた。

〔強制収容所でのように〕犠牲者たちは、栄養の行き届いた警官隊や党役員たちに監督されていた」

ウクライナのクラーク(富農)の絶滅はクレムリンが指揮したものだ。その間ポリシエヴイキ指導部は首都の家族宿舎に暮らし、集産主義の理想、すなわち彼らのエグレゴアで満たされた友愛の精神に浸っていた。このホロドモールの描写は、イギリスの裕福なユダヤ人エリートファミリーの御曹司である歴史家サイモン・シーバッグ・モンテフイオーレによるものだ。

もちろんモンテフイオーレは、この悪事を主導したのが主にユダヤ人であった事実には触れていない。

「党はまるで世襲制の家業のようだった。指導部のメンバーは派閥で占められていた。彼らはほとばしるアドレナリンと信念に突き動かされ、夜も眠れないほどの熱狂と興奮状態に包まれ、無慈悲な友愛精神を暴走させた。

そして、天地創造の初日に立った神であるかのように振舞い、真っ赤な熱狂に包まれた新世界を創り出したのだ」(『スターリンー赤いツアーリの宮廷】)

グローバリストに変身したエグレゴアの体現者たち

旧ソ連がシナゴーグを破壊しなかったのは、共産主義がユダヤ教のエグレゴアを表わしていたからではない。

どうやら、キリスト教徒とユダヤ教徒が崇める神は同一ではないようだ。キリスト教の神であるイエス・キリストは普遍的な愛と友愛を体現する。

ユダヤ教の神はエリートユダヤ人のみに「仕える」カバラ的エグレゴアに取って代わられた。これは、世界を支配しようとするユダヤ人の冷酷で反社会的な欲求を表わしている。

同じエグレゴアー神に取って代わろうとする願望が、新世界秩序構想の原動力となつている。

ユダヤ人であれ非ユダヤ人であれ、一般の共産主義者は騙されているだけだ。マルクス主義、平等、その他もろもろは、真の計略を隠すためのまやかしでしかない。

人種・宗教・家族・国家の破壊であり、富の蓄積と人類の奴隷化こそが真の目的なのだ。時代とともに手法は変わったが、計略そのものは変更されていない。

世界政府運動を盛り立てているのも、これと同じ借り物の理想主義だ。世界政府運動には、信心深い日和見主義者が溢れている。

彼らは遺産を売り払い、世界主義者グローバリストの晩餐会に自分の席を確保している。

現実を直視しよう。私たちは現在、極悪非道かつ冷酷、卑劣で汝滑、そして無限の資源を占有する悪に直面している。

この巨大な悪に負けずに、ユダヤ人と非ユダヤ人は協力しあわなければならない。

そしてルシファーを追放し、神たりえる存在は神しかなく、「主」 は道徳的であり、私たちは「主」のみに仕えると宣言しなければならないのだ。