アドリア海東岸に位置するシベニクはクロアチアの有名な歴史的都市である。この地にあるヤコブ大聖堂は世界最大の石造教会であり、1994年に世界遺産に登録された。
1431年から1535年まで、100年間をかけて、三人の建築家の手によって造られた。石のみを使っている点、またゴシックとルネサンスの建築様式が混ざったユニークな構造をもっている点が特徴的である。また、71人もの男女や子供の顔が彫刻されている外部のフリーズ(天井のすぐ下の壁の装飾)も良く知られている。これらの彫刻が誰の顔をあらわしたものなのか現在では謎となっている。大聖堂はユーゴスラビアの内戦時に大きな被害を受けたが、現在では修復されている。 クロアチアの人口の85パーセント以上がカトリックであり、ヤコブ大聖堂もクロアチア・カトリック教会に属している。
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