【旧約聖書】
ロヴィス・コリント『盲いたサムソン』 →リンク (外部リンク Google Arts & Cultureへ。以下同)
サムソンは怪力を活かし、大勢の敵(ペリシテ人)を1人で倒すなど、武勲をたてる。しかし、ペリシテ人の女スパイであるデリラに怪力の理由を執拗に問われ、髪を切らないことと秘密を漏らしてしまう。作品には、眠っている間にデリラに髪を切られ、敵に捕らわれて眼球を抉り取られたサムソンの姿が描かれる。
フリードリヒ・オーファーベック『天井画に描かれたヨゼフ』 →リンク
ペーター・フォン・コルネーリウス『兄弟たちに自らを明かすヨゼフ』 →リンク
父ヤコブの11番目の子として生まれ、溺愛されたヨゼフは、兄らの嫉妬により隊商に売られるが、さまざまな困難を乗り越え、エジプトの宰相にまで上りつめる。成功したヨゼフは再び兄らの前に姿を現し、その誠意を試すが、納得のいく結果が得られたため自らの素性を明かす。
【新約聖書】
フリッツ・フォン・ウーデ『食卓の祈り』 →リンク
宗教的な情景を同時代の社会問題や市井の人の暮らしに絡めて描いた画家。慎ましい一家の食卓の祈りと、彼らとともに食卓に着こうとするイエス・キリストを描くことで、神は最も貧しい人々とともにあるというキリスト教の宗教観を表現した作品。
【教会】
クロード・モネ『サンジェルマン・ロクセロワ教会』 →リンク
ルーブル美術館に隣接するサンジェルマン・ロクセロワ教会。
1572年8月24日(サン・バルテルミの祝日)から始まったサン・バルテルミの虐殺は、この教会の朝の祈りの鐘が合図になったと伝えられる。
【死・葬送、巡礼などのモチーフ】
ヨハン・ゴットフリート・シャドウ『プロイセン国王の子息の墓』 →リンク
フリードリヒ・ヴィルヘルム2世が、夭逝した(毒殺されたとも)非嫡出子アレキサンダーのために造らせた墓碑。
アルノルト・ベックリーン『フィドルを奏でる死神のいる自画像』 →リンク
アルノルト・ベックリーン『死の島』 →リンク
墓地のある島に棺を運ぶ小舟の情景。一時、ヒトラーが総統執務室に掛けていたことでも知られる。
カール・グスタフ・カールス『ロッキー渓谷の巡礼者』 →リンク
カスパル・ダーフィト・フリードリヒ『浜辺の修道士』 →リンク
【神話】
アントニオ・カサノヴァ『へーべ』 →リンク
ラインホルド・ベガス『プシケを慰める牧神パン』 →リンク
クリスティアン・ダニエル・ラウフ『花輪を投げるニケ(ウィクトリア)の座像』 →リンク
マックス・クリンガー『アムピトリテ』 →リンク