1701年、当時ベルリンの人口の25%を占めていたユグノー(カルヴァン派)のための教会として建設が始まった。
当時、フランスのユグノーは、プロテスタントの信仰の自由と政治的平等を定めたナントの勅令が
1685年に廃止され、迫害を受けるようになったことから、ベルリンに亡命してきていた。
1817年、ルター派とカルヴァン派の統合を目指したフリードリヒ・ヴィルヘルム3世の命により合同教会が成立し、
フランス大聖堂も合同教会に所属を改めたが、実際にはカルヴァン派の教義や儀礼を継続することは尊重された。
現在、大聖堂内にはユグノー博物館が設置されている。
撮影:加藤 久子
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