現在では,エネルギーの単位として主にジュールが用いられています。日常生活でカロリー単位を用いるのは,食品のエネルギーに対してです。食品のエネルギー単位についても,ジュールが好ましいとされていますが,日本ではキロカロリー単位を用いています。食品の持つエネルギーは,ボンブカロリーメーターとよばれる装置の中で食品を燃やして測定します。しかし,実際には,このエネルギーが全て体に吸収されるわけではありません。そこで,タンパク質,脂質,炭水化物毎に決められてエネルギー換算係数をかけてエネルギー量を算出しています。詳しくは,日本食品分析センター「食品の熱量(エネルギー)について ~ エネルギー換算係数の話 ~」日本食品分析センターニュースNo. 35,(2003)を参照してください。