日常の湿度は,飽和蒸気の量に対する,実際の水蒸気量の比で定義されます。湿度が100パーセントに達すると,余分な水分は水滴となって,モノに付着します。これが「結露」です(図153.1)。
湿度計として乾湿計があります。乾湿計は,温度計を2本用意し,片方の先端部分を水で濡れたガーゼで覆うようにしてあります。濡れた部分は水の蒸発によって,温度が下がります。その温度の下がり方が湿度によって違うことを利用して湿度を測定するのです。
関連動画: 「 身の回りの物質の状態変化」(6分03秒)
関連サイト: 「第13回 さまざまな物質の科学1」