これからの世の中は,情報のつながりで社会が変わっていのではないでしょうか。情報にかぎらず,つなげて考える,組み合わせて考えることはとても重要なことになってくるものと思います。
現在の社会問題も実は個別対応では難しいのではないかと思っています。保育や介護など福祉の問題も今までと別の視点が必要になってくるでしょう。これらは,経費はかかるが,受益者はそれほどお金を払えない状態にあります。このようなことを解決するためには,色々なことを組み合わせて,トータルで辻褄をあわせるということも必要になってくるかと思います。個人の労働形態も柔軟に,1日を仕事とプライベートをくみあわせたり,複数の会社の仕事をしたり,報酬の高い仕事と低い仕事,ボランティアなどを組みあせたたりと公私や様々な仕事を入子にすることもできるかと思います。
考え方も「どのように志向」から「何のため志向」へ,「上昇視考」から「全方視考」へと広がっていくでしょう。先が見えない世の中だからこそ,目的と手段・成果を取り違えないことが大切になるのではないかと思っています。
いつの時代も変わらないことかもしれませんが,これからの世の中を生きいてくためには,まずは身近な人を大切にすることが大切だと思います。「傍を楽」にするという意味での「はたらく」の気持ちが大切だと思います。人様の役にたってこそ,自分も活かされるという気持ちを持つことです。そのためには,まずお父さん,お母さんが仲良く,お互いを大切に思うことが大切だと思います。お子さんたちは,親御さんの生き方を見ています。両親が揃っていない人もいるでしょうが,それでも親の生き方を見ていて,無意識のうちに影響を受けています。
つぎに,兄弟,友達,周りの人たちを大切にすること。それをもとに,目に見えないいろいろな人達に感謝することが大切だと思います。その上で,どんなことも大切に思うことが大切です。常に感謝の気持ちをもって,他人にできることをできる範囲でしてあげるという気持ちが大切ではないでしょうか。とにかく,「おかげさま」の気持ちで「つながりを大切にする」ということが大切なのだと思います。
関連動画: 「現在のシステムを歴史的視点で見ることで将来の社会システムを考える」(14分41秒)
関連サイト: 「第15回 持続可能な社会に向けて ~ 社会的視点で考える事 ~」