本文でも説明したように,太陽光を有効利用する試みが,いろいろなされています。地上で行う太陽光発電は,夜は発電できず,天候による発電効果の変動あるなどの問題があります。それに対して,宇宙で効率的に太陽光発電をしてそれを地上に送ろうという試みがなされています。宇宙では,24時間発電可能で,雲など天候の影響も受けにくいからです。
宇宙太陽光発電では地球にどうやって電気エネルギーを伝えるかが重要です。マイクロ波と呼ばれる電子レンジなどで使われている一種の電波を使う方法やレーザー光を使う方法が研究されています。もちろん,これらの送電途中で飛行機や鳥などが通っても安全な方法を考えています。