北西から時計回りに先ず説明する。
まず、待風亀尾のすぐ脇に有る、非常に小さな岩だが、これは、香木亭の先に有る海中の小岩礁であることを確認した。この岩は、航行にさいし、危険な為、目印になるからであろう。
http://www.panoramio.com/photo/26023973
其の東だが、孔巖が書かれているが、これが今日のコッキリバウイであることは言うまでもない。
http://www.panoramio.com/photo/26398779
孔巖の東の岩は、不明だ。
錐山の西に有る、老人峯で有るとも考えられるが、定かでない。
また、上の写真に有る、孔巖の南(写真右)にある岩のことかもしれないし、もしくは老人峯で有る可能性も有るが、定かでない。
玄石 尾は恐らくは玄圃のことと思われる。
この東に、ひとつの岩と、錐峯が記載されている。
この隣に有る岩は、錐山のすぐ脇に生えている岩峯をしめしたいるか、もしくは西に有る、老人峯で有るとも考えられるが、定かでない。
錐峯は、今日のSonggot錐山である。
http://www.panoramio.com/photo/26069981
天底 尾の西側にある岩は、大きさからすると、竹岩とおもわれる。
すると、この地図における天底邱尾は天府ではなく、現在の竹巖ビーチとおもわれる。
其の東に書かれた蟻竹岩は、三陟博物館鬱陵島圖形では、竹岩をさしていると思われるが、
その天頂部の鋭さと、西に有る岩(竹岩)の多きさ、
および東に有る立岩の大きさから判断すると、
この圖では、おそらく三仙人岩の牛角岩をさしていると思う。
http://www.panoramio.com/photo/26123466
蟻竹岩の東にかかれたものは、今日の三仙岩の兄弟巖ともわれる。
兄弟岩は、見る方角によって、本来二つ有る巨大な列柱岩であるのに、一つの立岩に見えたりする。
其の東に有る二つの小さな岩と西にある大きな岩のバランスを考えると、位置的には兄弟岩と考えられる。
http://www.panoramio.com/photo/26123505
更に其の東の龍岩の特徴が、”近接した二つの小岩”であることに着目すると、
今日の三仙岩の兄弟岩にしては表現が小さすぎる。
となると、考えられるのは、三仙巖のさらに東に有る燭臺巖である。
大きさが三仙巖の牛角岩や兄弟巖よりは小さい。
スフィンクス岩がこの当時倒れておらず、燭臺岩の形をしていたと予想される。、
蟻竹岩の左側が牛角岩、右側が兄弟岩
そして龍岩の左がスフィンクス岩、右が天女のプール前の職臺岩の
の可能性が有る。
http://www.panoramio.com/photo/26024480
龍岩の南に有る小于島だが、是は観音島。形が見事に一致している。
http://www.panoramio.com/photo/26069420
其の観音島(小于島)の南の大于島だが、もちろん最も顕著な付属島、Boussole Rockこと竹嶼である。
http://www.panoramio.com/photo/26069323
大于島の対岸付近から流れる川の上流には、朱色のマークが有るが、これがおそらく朱沙川の上流域で有ることを示している。
其の南の海岸が倭船倉、岸辺が芋田と書かれている。
東南の岩は何なのか、はっきりしない。道洞と沙洞のあいだの沿岸は、断崖というのか、岩山というのか、人がアクセスしにくい地形となっているが、それを表しているのかもしれない。
之と同じ岩の絵は、小黄土邱尾と同じことが言える。この辺りも、岩場が続き、人がアクセスしづらい地形となっている。
北西から反時計回りに南へと見てみる。
待風 尾の南には、大黄土 尾があり、その地域の北に朱土窟(今日の黄土窟)、待風所があるが、
待風所は今日の臺霞であろうか。
http://www.panoramio.com/photo/26123689
古地図上の川だが、大黄土大尾と待風所の北に黄土窟が有ること、そして大黄土大尾と小黄土邱尾の間に流れていることを考えると、このは台霞川であると思われる。
沙汰 尾の南に、小黄土 尾がある。 小黄土 尾はおそらく鶴圃洞付近であるのだが、
現在の地図に於いては、沙汰 尾は小黄土 尾の南に有り、実際と違っている。
http://www.panoramio.com/photo/26023733
小黄土 尾の南に有る岩が、何であるのか、釈然としない。Saja bawiやKobuk bawiなのか、はっきりしない。
岩---獅子岩Saja Bawi(南陽洞)
http://www.panoramio.com/photo/26070055
華岩---亀岩Kobukbawi (通九味)
http://www.panoramio.com/photo/26019426
南部だが、
卓 尾がどこであるのか、釈然としない。
都蔵 尾がどこであるのか、釈然としない。
通邱尾は、恐らくは通九味と思われるが、定かでない。
通邱尾 -通九味