Argonaut-竹島は、西洋の測量によって存在しないことが確認されていたものの、日本の公式の地圖では1880年の戦艦天城の調査までは日本の官製の地圖では記載され続ける。 下記は、地圖の名称の変化の変遷
1.江戸時代(日本)竹島(鬱陵島)松島(現竹島)2.La Perouse 1787Dagelet島発見(鬱陵島)3.James Colnett 1789Argonaut島発見(鬱陵島)4.Seboldの地圖 1840頃竹島Argonaut(存在しない島松島Dagelet(鬱陵島)と記載5.勝海舟・橋本玉蘭の地圖
竹島Argonaut(存在しない島
松島Dagelet(鬱陵島)
リアンコールド巌(現竹島)記載
6.1880年天城の調査
松島=鬱陵島 竹島=Boussole Rock 水路誌:左二つに加え、リアンコールド巌(現竹島)
7.1905
松島=鬱陵島 竹島=現竹島(Liancourt Rocks)
そのような、実際には存在しないものの、海圖や地圖に記載されていて、存在すると信じられていた島や岩は、Argonaut島のみならず、多数存在した。
代表的なものは、北海道とナホトカの間にあるWaywoda Rockがあげられるが、そのほかにも多数存在する
(Waywoda Rockについては西洋の探検家・船舶の鬱陵島”発見”、現竹島”発見”を参照)。
したがって、日本が、Argonaut竹島を、存在する島として記載し続けていたのも、それほど不思議ではない。
そのほか、存在しないのに存在が信じられていた島は、ガンジス島=中の鳥島などがあるが、
これらについては、幻想諸島航海記を参照されたし。