を考慮すると、鬱陵島北部には小さな島や巖が有ることが認識されていたような感じで有るが、
当時、南沿岸に島が有るような報告はない。
是を元に、三峯島報告がどの場所のことを示しているのか、考えてみる。
Ⅰ 北の小岩説
西距島七八里許到泊 望見 則
於島北
①有三石列立 三仙岩(牛角岩+双子岩)
②次小島 竹岩
③次巌石列立 錐山+老人峯
④次中島 孔岩
⑤ 中島之西又有小島 香木亭沖の岩・または孔岩近くの二つの岩
皆海水通流 亦海島之間 有如人形 別立者三〇
*問題 顕著な島で有る観音島と竹嶼を無視できるのか?
Ⅱ.竹嶼・観音島説(Oppekepe氏)
西距島七八里許到泊 望見 則
於島北
①有三石列立 三仙岩(牛角岩+双子岩)
②次小島 観音島
③次巌石列立 双頂礁 (海中浅い場所(-1.6m)にある二つの岩の岩礁
又は、
観音島東部沿岸の岩礁だが現在顕著なものは1、2つ
④次中島 竹嶼
⑤ 中島之西又有小島 兜岩
皆海水通流 亦海島之間 有如人形 別立者三〇
*問題 ③次巖石列立がどれかはっきりせず。
→双頂礁 (海中浅い場所(-1.6m)にある二つの岩の岩礁
又は、
観音島東部沿岸の岩礁だが現在顕著なものは天女のプール附近の1、2つである可能性が高い。
Ⅲ竹島説 (韓国側)
西距島七八里許到泊 望見 則
於島北
①有三石列立 (韓国の学者は、北に有る列立岩というが、顕著な”3つ”は確認できない)
②次小島
③次巌石列立
④次中島 (韓国のが学者は竹島西島と主張するが、竹島西島は、中島ではなく、主島)
⑤ 中島之西又有小島 観音岩
*問題
①には、”3”石と明確な数が示されているものの、竹島西島北の島は、3ではない。
④の竹島の西島は、メインの島であり、中島との表現は妥当でない。