2010/09/02 「独島は韓国の領土」戦後の連合軍の地図見つかる 「第2次大戦に参戦した連合国など63カ国がすべて認めた資料だ」 のパクソンヨンの嘘

「独島は韓国の領土」戦後の連合軍の地図見つかる 「第2次大戦に参戦した連合国など63カ国がすべて認めた資料だ」

http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1283335476

第2次世界大戦直後、米国・ソ連・フランスなど連合軍が独島(ドクト、日本名・竹島)を韓国領と表示した1945年度の地図が発見された。

自由先進党の朴宣映(パク・ソンヨン)議員は1日、報道資料を通じて、第2次世界大戦の直後、参戦国63カ国を総括した連合国最高司令部(SCAP)が制作した地図を公開した。

この地図は鬱陵島(ウルルンド)と独島を韓国領、対馬を日本領とはっきりと表記している。特に

日本語・漢字・英語で制作されており、日本など周辺国にも伝えるために制作されたものと判断されると、朴議員は説明した。

朴宣映議員は「米国、旧ソ連、フランスなど第2次世界大戦に参戦した連合国49カ国と同盟国8カ国、中立国6カ国など63カ国がすべて『独島は韓国の領土』であることを認めた資料だ」とし

「旧ソ連が解体し、ロシアなど16カ国のCIS国家に変わった後に出てきた地図であるだけに、今後、国際社会で独島領有権を主張する日本を相手に外交力を集中するうえで非常に貴重な資料になるだろう」と述べた。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132654&servcode=200§code=200

しかしながら、この地図はかなり前から存在が知られているもので、パクソンヨン議員が新発見したものではありません。

タイトルからして、63か国が認めているとすると、それはおそらくは協定や条約に調印て認める形となりますが、そのような条約や協定はありません。今回のものはあくまで「地図」に過ぎません。

1945年の地図とは、 韓国在住のMark Lovmoのページに以前からあるのですが、 http://dokdo-research.com/page9.html の一番上にあるものである可能性が高いです。一部分しか発表がないのですが、朝鮮の場所に、XXIV CORPS XXXX SIXTH 日本の場所にHO (DGE)*Hodge准将の意味か?が書かれておりますので、これを見る限り、やはり一時的措置としての、連合国軍団の占領区分け表であると考えられます。

また、Scapには、領土の処分権はないうえに、この”区分け”は、平和条約までの間、暫定的にSCAPや米国のほかの軍団の管轄地域・施政の区分を示すものであると考えられ、日本領土自体はSFPTにより最終決定される、と明確に説明がなされております。

行政の分離に関する司令部側との会談

http://gaikokiroku.mofa.go.jp/djvu/A0121/index.djvu?djvuo...

2. 行政の分離に関する第一回会談録(終戦第一部第一課)

(昭和二十一年)二月十三日黄田連絡官GS「ロッヂ」大尉及び「プール」中尉と標記の件に関し第一回会談を行ひたり要旨左の如し

黄「本日は領土の歸屬問題乃至は本指令の妥当性等に付いては触れさることとし単に疑義に付質問を為さんか為参上せり」

米「本指令は単なる連合国側の行政的便宜より出てたるに過きす従来行はれ来りたることを本指令に依り確認せるもの なり即ち其の他はSCAPの所管するところにあらす例えは大島はCINPACの所管。鬱陵島は第二十四軍団の指揮下に在り従って本指令に依る日本の範囲の 決定は何等領土問題とは関連を有せす之は対日講和会議にて決定さるへき問題なり」 (注:CINPAC(Commander in Chief, Pacific : 太平洋軍最高司令官)

また、竹島に関して、この区分けの線は、暫定的に引いたものであり、領土問題の最終決定ではなく、最終決定は対日平和条約まで待つことになる、と説明がやはりあります。

1947.08.?? U.S. Army Military Government - South Korea: Interim Government Activities, No.1, August 1947

http://www.pref.shimane.lg.jp/soumu/web-takeshima/takeshi...

18 Representatives of the Fisheries Bureau and Korea History and Geography Association left for Ulleung-do and Tok-to on 16August. The letter, two small islands about 40 miles southeast of Ullueng-do, is and excellent base for extend fishing operation.

Formally belonging to Japan, a recent occupation directive which draw and arbitrary line demaroating Japanese and Korean

fishing waters placed Tok-to witin the Korean ?one. Final disposition of the islands's jurisdition awaits the peace treaty

さらに、先月 2010/08/13 09:34:02の朝鮮日報の記事にも、同様の虚偽の説明がありました。

http://www.chosunonline.com/news/20100813000016

独島:「韓国領」明示1949年の米国の地図を発見 鄭秉峻教授が米国で発見

http://www.chosunonline.com/news/20100813000016

「日本に対抗できる十分な資料」

米国が、第2次大戦終戦後、対日講和条約の草案を準備する中で、独島(日本名:竹島)を

韓国領と明示していた地図が、12日に公開された。

この地図は米国務省が1949年11月2日付で作成し、東京のマッカーサー連合国軍総司令部(GHQ)

司令官に送ったもの。韓国・日本・台湾の領土を表示しており、独島は韓国領内に明示されている。

この地図は、鄭秉峻(チョン・ビョンジュン)梨花女子大教授(韓国現代史)が2008年に米国

バージニア州ノーフォークのマッカーサー・アーカイブで発見し、今週発行される著書

『独島1947』(石枕)に収録した。

この地図と共に送付された「対日講和条約草案」の領土条項6条では、

「日本は、韓国本土および近海のすべての島に対する権利・権限を放棄し、

これには済州島・巨文島・鬱陵島・リアンクール岩(独島)および東経124度15分より東、

北緯33度より北…を含む」とされ、独島が韓国領に属すると明白に記している。

また鄭教授は、このほかにも独島を韓国領と表示した米国政府の地図があり、

その地図は敗戦国日本の領土を確定するため1947年10月14日に国務省の政策企画団が作成した、

という事実を明らかにした。

この地図は、これまで1949年から1950年ごろに作られたと推定されていた。

鄭秉峻教授は、

「独島を韓国領とした国務省の1949年の地図は、カイロ宣言・ポツダム宣言により

事実上日本の領土を確定する権利を持っていた米国が、これを具体化した最終的な作品。

しかし米国は、日本を同盟国として育てるため、1951年のサンフランシスコ講和条約で

日本の領土を確定せず、独島領土紛争の発端を作った」と語った。

独島学会会長を務める漢陽大のシン・ヨンハ碩座(せきざ)教授

(寄付金によって研究活動を行えるよう大学の指定を受けた教授)は、

「1949年の米国務省の地図は、学界に知られていなかった新たな資料で、

今後の日本との独島領有権論争で十分な根拠となるだろう」と語った。

korea969787525916746307.jpg

とありましたが、これについても、

独島を韓国領とした国務省の1949年の地図は、カイロ宣言・ポツダム宣言により事実上日本の領土を確定する権利を持っていた米国が、これを具体化した最終的な作品。

と大ウソをついております。 そもそも、この草案は第六次草案であり、第七次草案では、竹島は日本が放棄する領土から削除されております。また、最終決定はこういった草案ではなく、 SFPTであることは繰り返し確認がなされているものの、どうも、韓国人は、草案が、署名が行われる最終決定である条約それよりも優越すると、非常識なプ ロパガンダ報道を繰り返す習慣が昔から変わらないようです。

まあ、このあたりは、以下を読んでいただければ比較的わかりやすいと思います。

SCAPIN指令によって、一旦現竹島は日本の行政権から分離され、連合国に移管されるが主権は放棄されていない。

https://sites.google.com/site/takeshimaliancourt/Home/sca...

サンフランシスコ平和条約が作成されるまでの草案の過程

https://sites.google.com/site/takeshimaliancourt/Home/pro...

竹島は条約上日本領土であると再確認

https://sites.google.com/site/takeshimaliancourt/Home/rec...