第65回 北大対面式

オヤジ達の夜間行軍従軍記 2017

小笠原一雄(昭50卒)

今年も仙台緑丘会記者として夜間行軍に従軍。以下、それを記録する。

ただ、北大―商大応援団の「対面式」を応援するために、なんの意味もないのに、開催地が札幌であれば小樽から、小樽であれば札幌から歩くという愚行を毎年繰り返している緑丘OBのおじさんたちがいる。応援団出身者がいるのはもちろんだが、智明寮出身者、ラグビー部OB,野球部OBなどの混成部隊である。

今年は、平成29年7月1日(土)、小樽を目指して北大正門前を16時に出発したが、1時間ほどで豪雨に出会い、丁度目の前にあった札幌スープカレーの店に避難。なかなか、やまないのでスープカレーのトッピングを具にして躊躇なくビールを飲む。

いい気持になったところで、別動隊先乗り車から連絡が入り、張碓峠付近も雨が降っているので行軍中止し車で移動しましょうとの提案あり。一同止む無く、しかし当然のように即断し、行軍棄権を決定した。

しかしである、天は我々を裏切る。車を待っている間に晴れてしまったのである。仕方なく、しかも後ろ髪を引かれるように行軍を再開した。実は、この一件で部隊全員の心と体が折れた。銭函の仮宿泊所までなんと足取りの重かったことか、例年の倍は疲労感が漂ったのであった。

さて、翌日、気分新たに行軍再開。今年は、女性応援団長(佐藤七海)の二代目が登場。なぜか女形も女性。そして写真にあるように女形に傘を掲げている団員も女性。しかも可愛い。記者が団長と一緒の記念写真の後ろには初代女性団長の牧香織君も映り込んでいる(縞のミニスカート)。記者がにやけるのも当然なのだ。

相変わらず北大は太鼓叩きながら汚いヤジを飛ばしたりで品がなく、しかもいくつかの掟破りなどやりたい放題。今年も、上品で厳かで美しい商大応援団が圧巻であった。