第97回 小樽商科大学学位記授与式

卒業記念祝賀会 仙台緑丘会が参加

学位記授与式、532名が母校緑丘を巣立ちました

さる平成30年3月16日に開催された母校・小樽商大の学位記授与式に、当会の尾形副会長が財団法人小樽商科大学後援会役員として出席いたしました。3月中旬でもまだ深雪が残る緑丘、ここを巣立った者が卒業式で見たその雪の光景はいまも変わりありません。

女子学生が半数近くを占める現在の小樽商大。式場にも袴姿の卒業生が多く、学科代表者として最前席に位置どる彼女たちが、厳かな式典に凛然とした美しさを醸し出しています。今年は商学部と大学院を合わせて532名が卒業・修了し、学科代表者7名に和田学長から学位記が手渡されました。

和田学長は「働き方そのものが大きく変化していく中で、卒業しても常に学ぶ態度・学び続ける意欲を失わず、常にブラッシュアップすることが必要。仕事は自己実現の手段、自分を高めながら有意義な人生を追及してほしい。」と告辞を述べられました。

公益社団法人緑丘会の島崎理事長は、「いまは日本のどこで働こうとも常に世界とつながっている。グローバルな視点を持ちづけてほしい。商大卒業生には他大学にはない「心の力」がある。職業生活を送るにあたり、実はこれが最も大事なこと。緑丘会の新会員として実社会でぜひ活躍してほしい」とエールを贈りました。

緑丘会紹介に登壇した平野事務局長は「緑丘会には全国に強力なネットワークがある。赴任地の緑丘会にぜひ声をかけて参加してほしい。緑丘会の会費の半分は大学や後輩の助成に充てられる。今度は皆さんが後輩たちを支える立場です。」と、緑丘会への加入と参加を強く呼び掛けました。

式では学業成績優秀者や学外活動で顕著な功績をあげた学生に学生表彰が行われました。今年は、平成29年度全日本珠算選手権大会フラッシュ暗算競技において二連覇を果たし、その記録が世界記録に認定された商学科の浅野貴広さんが受賞。会場からはその栄誉を称える大きな拍手が湧きおこりました。

式の最後に、現役学生による校歌と若人逍遙の歌の斉唱がありました。凛とした空気が充ちる式場に美しいハーモニーが響き渡り、わが背筋がピント伸びる思いでした。式終了後は、学科ごとに一人ひとりに学位記が授与。卒業生の同窓会加入のお手伝いもさせて頂き、母校に関われる幸せに感謝した次第です。

帰りに立ち寄った図書館では、恩師・青竹正一先生の会社法の新著を偶然に発見。確かに私はここで二十歳前後を過ごし学んだのだという証がそこにありました。

卒業記念祝賀会・緑丘会新会員歓迎会


学位記授与式の後は、緑丘会主催の卒業記念祝賀会・新会員歓迎会が小樽稲穂のニュー三幸を会場に開催されました。商大からは3台のバスで移動。真新しいスーツ姿、そして袴姿から華やかなパーティードレスに着替えた卒業生たちが集い、会場を埋め尽くします。

司会は、商大卒業生のNHK旭川放送局の福井慎二アナウンサー。今年もその美声で巧みに会場と進行を仕切ってくださいました。受付や誘導などの会場運営は、大学総務課や札幌支部の皆さまにも全面的に協力をいただいています。

島崎理事長、和田学長の開会あいさつに続き、札幌支部と東京支部の若手会員が緑丘会の紹介スピーチを披露しました。札幌支部の須田さんは「緑丘会は、若い女性会員はもちろんのこと、子育て中の会員も子どもさんと一緒に参加できるよう託児コーナーを設けている。ぜひ様々な行事に参加して」と呼び掛けました。

乾杯のあとゼミナール紹介などが行われ、第104代商大応援団が登壇。岡田ひより新団長から「商大で過ごした4年間は必ず今後の励みになるだろう。地獄坂で鍛えた足と魂で、どんな坂でも駆け上がってくれ」と熱い檄とエールが贈られました。そして参加者が肩を組み合い、若人逍遥の歌を力強く歌いあげました。

閉会のあいさつに立たれた緑丘会福田副理事長は、「社会人になって道内そして全国に配属になるが、意にそぐわない場合もあるだろう。でも、その職場その職場で精一杯頑張っていくことが大切。新卒業生の活躍に期待する」とはなむけの言葉が贈られ、閉会となりました。

また、会場では、普段お世話になっている札幌支部の皆さま、仙台緑丘会と交友のある会員・現役学生の皆さまとも再会でき、わがホームグラウンドに帰って来た気分に浸ることができよき一時となりました。