平成30年 新年会 元商大教授

佐竹正夫先生が出席、会員27名が参加

韓国では「平昌冬季五輪」、そして小樽では「小樽雪あかりの路」が開幕した2月9日(金)、仙台緑丘会は恒例の新年会を仙台市内の「亜門」で開催、昭和33年卒から平成29年卒までの会員27名が出席しました。 緑丘会本部からは円乗洋理事に出席いただき、また、元商大教授の佐竹正夫先生(仙台在住)と山本雅也さん(平29卒)のお二人が当会へ初参加となりました。

冒頭のあいさつで及川会長は、「今年は大寒波による大雪被害やインフルエンザが大流行しており、わが会員にも昨年から今年にかけて入院や手術をされた方が何人かおられる。今年も一緒に酒を酌み交わし、ゴルフを楽しみ、山を歩き、そして楽天イーグルスの応援に行きたい。その企画を仙台緑丘会がさせていだだくので、会員の皆さんには今年一年、共に元気で過ごすことを宣言いただき、当会にご協力をお願いしたい」と力強く抱負を語りました。

現役セミナーでは尾形副会長が「平昌五輪を楽しむ方法 商大と日本スキー発達史」をテーマに、日本の競技スキーや市民スキーの発達に小樽緑丘が先駆的な役割を果たしてきたことが紹介されました。「小樽高商の苫米地先生が、北海道に近代スキー技術をもたらし、正門前の地獄坂でスキー講習を行ったのがはじまり。全国で初めてスキー授業を採用し、小樽市民へのスキー普及にも大きく貢献した。大正時代の第1回全日本スキー選手権は緑丘で開催され、ジャンプ競技で小樽高商生が優勝した。昭和6年に完成した高商シャンツェから冬季五輪選手も輩出、母校が競技スキー史の先駆けとなったことを知ってほしい」と語りました。

初参加の佐竹正夫先生は、「一橋大学を出て、初めて赴任したのが小樽商大。昭和54年から平成6年まで経済学科で国際経済や貿易政策を教えていた。小樽商大は先生たちも学生も結びつきがとても強くて家族的な雰囲気だった。毎週土曜日には経済学科の先生方との勉強会が開催され、先輩たちに指導をいただいた。ワンダーフォーゲル部の顧問を務め、学生に朝里川スキー場へ連れていってもらいスキーも覚えた。私にとっても家族にとっても小樽は思い出の街」と振り返られました。当時商大に在学していた会員たちが佐竹先生を囲み、当時の先生方やキャンパス、街の様子について語り合い、親しく旧交を温めました。

昨秋、エバーグリーン講座に登壇された横山美智子さんは、「仙台緑丘会から推薦いただき、久方ぶりに母校へ帰ってきた。運よくエバーグリーン講座30周年記念行事にも参加でき、翌日は母校の後輩300名に私の仕事についてお話しをする機会を得た。講義は初めてでとても緊張したが、私の人生にとって忘れられない素晴らしい経験となった」と緑丘のつながりの大切さを強調されました。

緑丘会本部の円乗理事は「仙台を離れて7年が経つが、仙台緑丘会の行事には芋煮会やお花見会などにずっと参加させて頂いている。それは仙台緑丘会の出会いが楽しいから。緑丘会にこれからも参加いただき、自分なりに楽しんでほしい」と緑丘会運営への協力を呼びかけました。また、 昨春卒業した山本雅也さんは「商大を卒業してゼネコンに就職し、仙台が初赴任地となった。これからもよろしくお願いします」と元気に語られ、出席者から大きな拍手を受けました。

参加者は世代を越えて緑丘の盃を交わし、最後は全員で校歌を歌い、「フレ―フレー緑丘会」の力のこもったエールでお開きとなりました。 今年も幅広い世代が集まった新年会。ご参加いただいた会員の皆さま、たいへんありがとうございました。

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