第83回 羽織はかまボロボロ…

樽商大応援団、不要品提供呼び掛け

母校・小樽商科大の応援団が、応援活動で着用する羽織はかまの提供を小樽市民に呼びかけています。

仙台緑丘会は、商大100周年記念の際に、仙台寮歌祭などで着用した当会の羽織はかま一式を商大応援団に寄贈しました。しかしながら、それからすでに10年近くの年月が経ち、羽織はかまの傷みが激しいとのことです。

この応援団の呼びかけは、北海道新聞後志版で紹介されており、小樽市長もFMラジオで市民に協力を声がけされております。商大卒業生の皆様におかれましても、ぜひ、ご協力をお願いいたします。


「北海道新聞 どうしん電子版」 2019/06/05 より

小樽商科大の応援団は、活動の際に団員が着用する、羽織はかまの提供を募っている。現在使用する羽織はかまは傷みが激しく、修復しながら使用。団員全員分の団服を購入するには費用の確保が難しく、応援団は「家庭などで不要になった羽織はかまを提供してもらえたら」と市民に協力を呼び掛けている。

応援団には団員15人がおり、うち10人が羽織はかまを団服とし着用して活動する。応援団は一時、団員が途絶えていたが、2010年に活動を再開。現在使用する羽織はかまは、古いものだと10年から使い続けている。歳月を経て、布が薄くなったり、襟の部分がほつれたりなどしている。

今年の7月14日には、小樽のサンモール一番街商店街で、北大応援団との応援合戦「第105回対面式」を控えている。小樽商大2年生で第105代目応援団団長の谷口貴彦さん(19)は「今年は復活10年目の年。羽織はかまを変えて、新たな気持ちで対面式に臨みたい」と話している。

募集しているサイズは、身長約160センチ~約180センチに対応するはかま。柄は無地、色は黒、茶、紺、深緑などの濃くて暗い色。形状はあんどん、馬乗、武道はかまいずれでも可。

協力できる人は、〒047・8501、小樽市緑3の5の21、小樽商科大応援団へ。送料は着払いで送れる

問い合わせは同団のメール endanotaru@gmail.com へ。


仙台緑丘会から羽織はかまを商大応援団に寄贈しました


母校・小樽商大応援団の呼びかけに応じ、仙台緑丘会は、商大100周年記念に続き、今回も羽織はかまを寄贈しました。

当会員のご実家にあったご祖父様の羽織はかまです。北海道新聞のWEB記事で、商大応援団が羽織はかまの提供を小樽市民に呼びかけていることを知り、ご実家に確認したところ、明治生まれの亡きお祖父様が80年前に仕立てた羽織はかまが、キレイなまま残っていたとのことでした。

正絹の仕立てで、冠婚葬祭で着用していたもの。時は経ていますが、保存状況は良好であり、いまも十分に着用できます。ご両親も小樽商大応援団に寄贈することを快諾され、仏壇に手を合わせて頂いてきたとのことです。

「ずっと眠っていた祖父の形見に光があたり、津軽海峡を渡って、母校応援団が北大対面式で着用してくれるのであれば、卒業生としてこれ以上の喜びはありません」(会員談)