第80回 商大応援団員と震災後5年の

津波被災地を巡る旅

事務局

母校・小樽商大応援団の清友さんと平田さんのお二人が平成28年3月19日(土)、春休みの実家帰省と旅行の途中で仙台緑丘会を訪問いただき、当会副会長の小笠原と尾形が5年を経過した石巻市・南三陸町の津波被災地をご案内しました。

小雨模様の中、苫小牧発フェリーは朝10時に予定どおり仙台港に到着。清友さんと平田さんは初めての仙台訪問となります。お二人を乗せた車は、まず日本三景の松島へ向かいました。松島湾に浮かぶ大小の島々の壮観とともに、五大堂や瑞巌寺、円通院などの伊達文化に触れていただきました。

その後は三陸自動車道を北上して石巻市へ。壊滅的な被害を受けた沿岸地区では、被災した住宅家屋が当時の無残な姿のままで今でも至るところに残っています。市内を一望する日和山公園では、津波で更地となってしまった住宅市街地や工業地帯、いまなお復興が進まない現状にお二人は驚きを隠せません。

市内で昼食をとった後、北上川河口近くで多数の児童が津波の犠牲となった大川小学校を訪問しました。倒壊し廃墟となって残された校舎。津波の恐ろしい破壊力と実際の被害現場が目前に広がります。それぞれが言葉にできぬ複雑な思いを心にいだきながら、慰霊塔に静かに祈りを捧げました。

車はさらに海岸線を南三陸町へ進みます。津波ですべてを失った志津川地区では、いま10mを超える復興土盛り作業が進んでいます。その現場はまるでピラミッドが立ち並ぶような光景です。4階部分まで津波が到達したことが分かる商業ビル廃墟、多数の方が犠牲になった町防災庁舎跡、そして復興商店街を視察し、お二人はテレビや新聞では分からない被災現場の真の姿に接されました。

「被災地を実際に目にしてとても言葉にできません」と清友さん。「小笠原と尾形さんのお話しにたくさんのことを学びました」と平田さん。若いお二人が被災地に関心を寄せ、当地へ足を運んでくださったことを当会は心から感謝します。そして若き後輩の行動力に心強い頼もしさを感じた次第です。

津波被災地を視察されたお二人は、夕方5時に仙台市中心部の当会事務局へ到着しました。当会幹事5名が集い、多数の買い物客でにぎわう仙台クリスロード商店街をご案内。牛タンや笹かまぼこ、定義山油揚げなど仙台名物料理でお二人の歓迎の夕食会を開催しました。

商大での学生・寮生活、応援団活動、小樽の町ことなど初対面ながら話題が尽きることはありません。清友さんと平田さんとは親子の年齢の開きがありますが、同じ緑丘で学ぶご縁で結ばれた仲間として、たいへん楽しいひと時を過ごすことができました。

清友さん、平田さん、また仙台へおいでくださいね。

仙台緑丘会はこれからも同窓生・現役学生の被災地視察を応援してまります。ご希望の方は当会へぜひご相談ください。