2025年7月6日(土)、小樽商科大学と北海道大学の総合定期戦・應援團対面式が小樽市のサンモール一番街で開催されました。仙台緑丘会からは、小笠原・及川・尾形・秋田の4名が小樽に駆けつけました。
TBSテレビ「マツコの知らない世界」でも全国に紹介された伝統の対面式。應援團を研究される鳥取大学の瀬戸先生によると、大学対抗戦の応援団対面式が伝統のスタイルで現在に継承されている事例は全国でごくわずかとのことです。
また、母校・小樽商科大学での出陣準備から、地獄坂、小樽駅の三役揃い踏み、参謀罵り会い、サンモール一番街の対面式、打上げ会まで密着取材。両大学の若き後輩たちが、初夏の北の街で、32度の真夏日のなか母校の校歌、寮歌、応援歌を声たかく歌い継ぎ、エールをかわす勇姿をご覧ください。
【第111回 小樽商科大学-北海道大学 総合定期戦・対面式 報告書】
2025 年7月10日
小樽商科大学応援団後援会 小西 一郎
2025 年7月6日(日)第111回 小樽商科大学-北海道大学 総合定期戦・対面式が開催されました。
商大合宿所では、7時の起床後、団員が次々に寝部屋から食堂にやって来ました。8時過ぎ設営隊、女形隊が行動開始、9時半頃に助っ人の学生が習合、10時15分頃全体打ち合わせが行われました。
気温は11時で28.4度。11時10分、校歌「金鱗踊る」斉唱後、第111代商大応援団を先頭にした40名程の隊列が商大を出立。
陣容は、団長桑野友希、副団長長井真太郎、参謀経森悠生、団旗長兼演舞長花優子、鼓手長佐藤琢斗、新参として久保海音、米永森、青山仰太郎、一條大輝、マネージャー金子愛彩、堀田梓、今妃尭、俵想良椛。学内OBの109代小笠原廉、110代横本新、大西勇樹が、学内OB役として108代森田亘佐、109代松村卓弥、千葉竜馬、110代板谷瑞生が現役をサポートしました。当会からは、八尾会長、森田晃一、小西一郎、大坂則幸、清友一希、野並義章、谷口貴彦が参加しました。
11 時47分小樽駅前で参謀経森悠生を先頭に、団長桑野友希、副団長の長井真太郎が、三役揃い踏みの下駄上げを行いました。片足20キロと言われる団長下駄の操りに、観衆から喝采が送られました。
12 時00分本隊は、参謀を残して駅前を出発。都通りに入る直前の12時10分に、小樽は此の日の最高気温である32.1度に達しました2。本体は、都通りに入り、12時14分団長と副団長による下駄上げを敢行、12時34分サンモール一番街に到着し、北大の隊列を待ちました。
13 時02分、商大参謀経森の開式宣言で対面式が始まりました。最初は校歌。北大「永遠の幸」続いて商大「金鱗踊る」の斉唱。最後に参謀経森が参謀エールを行います。「馬鹿扇」という巨大な扇子を用い、フレフレ北大・フレフレ商大の順でエールを切りました。
13 時15分花束交換が執り行われました。商大の団長の、長い間身動ぎもしないことへの対策でしょう、北大の花束嬢は商大桑野団長に花束を何度も押し付けます。しかし、団長桑野少しも慌てず、十分に相手を焦らした後で、花束を掴み取り放り投げました。湧き起こる拍手と喝采。対して北大団長大島渉君は、我等が美しき女形畠山純輝君が差し出した花束に三度食らい付いた後、投げ捨てたのでした。
13 時20分演舞披露。北大が不知火拳で商大が胡蝶の舞型。北大の3名に対して商大は5名と正に壮観。今年は初めてとなる五角形の陣形を組み、先頭に演舞長花優子、左のトップに新参の米永、右のトップに新参の一條を置き、静かな胡蝶の羽ばたきが、鼓手長佐藤琢斗の太鼓と息を合わせ、一拍子、二拍子そして三三七拍子と続く内に激しさを増し、式典会場に嵐を呼び起こしました。
13 時57分北大の挑戦状、続いて14時14分商大の応戦状。サンモール一番街の興奮は、最高潮に達しました。
14 時35分一般参加競技として綱引きが行われました。三戦まで縺れ込み、商大の勝利となりました。一般競技に強い商大の伝統は堅持されました。
最後は両校の寮歌交換。14時44分北大「都ぞ弥生」の後、14時52分に商大「若人逍遥の歌」の斉唱。商大副団長の長井真太郎の口上の後、学生、OB、市民が肩を組み逍遥歌を唄いました。団旗長花が中央に進み、フレフレ商大、フレフレ北大の団旗エールを行いました。
14 時57分、商大参謀経森の「此れにて終了」のコールにより、式典は大過なく無事終了致しました。
式典後、会場中央でストームを行いました。残念歌斉唱の後、学生、OBが肩を組み、木端微塵に打ち破り 勝利の栄冠我にあり 残念か残念か 残念なら又来んせ のストームとなりました。