今年も全国各地からたくさんの緑丘同窓生が仙台秋保温泉「木の家」に集いました。
仙台緑丘会は平成30年10月20日(土)~21日(日)、恒例の芋煮会を開催。今年は札幌・秋田・茨城・東京の同窓生を含む32名が参加しました。
当日は正午にJR仙山線・愛子駅に集合。商大応援団OBの小笠原事務局長が、当会伝統の仙台寮歌祭・小樽高商の団服姿でご登場です。その姿は、昔日の小樽駅前「春の新入生歓迎式」のごとく、愛子駅に降り立つ参加者たちを熱く出迎えます。
愛子駅付近は、午前は晴れ間が見えたものの、昼前からは予報どおり厚い雲に覆われて、集合時には雨も降り出しました。しかし、商大応援団の気力が天に通じたのか、会場の秋保温泉「木の家」に到着する頃には薄日も差し、焚火を囲む芋煮会にはちょうど良い日和となりました。
午後1時、橋本会長の音頭でサッポロビールを片手に乾杯。参加者全員が最高の笑顔で記念撮影を行い、楽しい緑丘交流会が始まります。
今年は県外からの初参加者も多いので、東北各県の味覚をオードブルとしてご用意。宮城「しそ巻・宮城蔵王クリームチーズ」、山形「玉こんにゃく」、福島「いか人参」がテーブルに並びました。
また、本会には、今年も上川大雪酒造・緑丘蔵の塚原社長様より限定品「神川」をご提供いただきました。また、秋田県醗酵工業の藤武社長様から秋田の銘酒と大吟醸酒粕焼酎「ブラックストーン」、緑丘会札幌支部及び佐竹正夫先生からはワインをご提供いただきました。皆様、本当にありがとうございました。
さて昼の部メニューは、北海道から取り寄せた松尾ジンギスカン、焼きそば、仙台芋煮、そして宮城のお漬物、フルーツデザートなどなど。美味しい食べ物とお酒が次々に振舞われ、参加者の皆さんの食欲と会話も進み、笑顔の輪が各所に広がります。
でも、いつもながら楽しい時間は時が経つのも早いもです。3時間にわたった昼の部は、あっという間に過ぎてしまいました。最後は恒例の初参加者の自己紹介です。そして商大応援団・藤武社長による力強い校歌エール、参加者が互いに肩を組み大きな歌声を秋保の空に響かせ、午後4時に昼の部はお開きとなりました。
夜の部には22名が参加、過去最高の参加者数となりました。
今回、宿泊するロッジは「木の家」で最も大きな施設であり、宿泊定員24名の3Kサイズ。大きな土間と板張りの宿泊部屋、ロフトまで備えた雰囲気は正に「大人の合宿所」です。
昼の部が終わる頃に雨が降り出した秋保の夕暮れ時。夜の部スタートまで参加者は、外の囲炉裏で焚火を囲んで語り合い、そして源泉かけ流し温泉につかりながら、それぞれが静かに時を過ごします。
午後7時に夜の部がスタートです。今年も及川料理長がその腕前を振い、プルコギ、モツ鍋、セリ鍋などが次々にテーブルに並びます。さっきまでお腹がいっぱいだったのに、その美味しさにまた箸が進み出すから不思議です。
特に仙台セリ鍋は、県外参加者には馴染みがなく、初めての味覚のようです。「セリは根っこが一番美味い」と語る当会幹事に、皆さんは「えっ、根っこを食べるんですか」と明らかに怪訝そうな表情を浮かべています。でも今回の鍋は、仙台朝市で仕入れた新鮮なセリ12束全部を一気に入れた贅沢な逸品。根っこの歯ごたえ、そしてセリの風味とカモ肉の醤油出汁が醸し出す優しい美味しさに、「これは美味しい」と一様に驚かれていました。
そして最後に、北海道新得産のそば粉を使った及川料理長特製の手打ちそばが振舞われ、仙台緑丘会の芋煮会フルコースを存分に堪能いただきました。
その後は、懐かしい歌謡パレードのお時間。みんなで歌って踊って、笑いあって、楽しく語りあった夜の部は、日付が変わってもずっと遅くまで続きました。
翌朝は、雲一つない青空が秋保の空に広がり、名取川の爽やかな清流の音で目が覚めます。
昨夜は遅くまで起きていた参加者も午前7時過ぎには起床し、入れたてのコーヒーを楽しみます。朝食は、宮城産ひとめぼれの新米おにぎりをご用意。炊き立てのご飯を奥松島・焼きのりと田舎梅干しで頂きます。恒例のホットドックも手際よく準備するあたりはさすがです。皆さんには最後まで宮城の味覚を楽しんでいただきました。
そしてお世話になったロッジを全員できれいに清掃し、また来年の再会を約束して午前9時に解散。「木の家」を後にして帰路につきました。
ご参加いただいた皆様、とりわけ東京や札幌の遠方からおいで頂いた方々、心から感謝申し上げますとともに、これからの末長い緑丘交流をお願いいたします。
秋の芋煮会、前日発表の仙台秋保の天気予報は「曇り時々小雨」でした。
この予報を覆すべく、10月19日(金)の夕方、仙台緑丘会は札幌支部からご参加の篠崎ゼミ・鴨田さんと高橋さんをお招きして、仙台一番町「いろは横丁」で前夜祭を開催しました。レトロな昭和の雰囲気が残る横丁。美味しい焼肉とお酒、楽しく語り合った緑丘交流会となりました。
当日は早朝から、お二人には仙台朝市などでの買い出しにもお付き合いいただきました!!ご協力に感謝。