第100回

三大学統合ニュース

帯広畜産大に十勝緑丘・碧雲蔵誕生

三大学統合ニュース 帯広畜産大に十勝緑丘・碧雲蔵 誕生

今回、小樽商科大学・北見工業大学・帯広畜産大学の北海道三国立大学統合の関連事業して、上川大雪酒造(塚原敏夫社長、平成2年卒)が、帯広畜産大の構内に酒蔵を創設しました。大学キャンパスに酒蔵が誕生するのは全国で初となります。

その名も「十勝緑丘・碧雲蔵」。これは歴史ある帯広畜産大学の学生寮(碧雲寮)から命名したものです。帯広畜産大学は北海道の醸造家を輩出してきた歴史があります。北海道内では現在も道産酒を担う同大学出身の杜氏さんが多く活躍されています。

「十勝地方では、最盛期には15蔵ほどあった日本酒蔵 が昭和を最後に現在は0蔵となってしまった。我々の挑戦は、日本を代表する農業王国 食の宝庫・十勝で愛される地酒造りを目指し、帯広畜産大学と連携した日本酒の次代に向けた人材育成を行うこと。弊社 総杜氏 川端慎治が帯広畜産大学 客員教授に就任。大学や地域関係機関と共に発酵学及び醸造学の教育研究を行い、ここ北海道十勝から次代の醸造家を育てたい。」(塚原社長)

このたび「清酒製造免許通知書」を受領され、いよいよ「碧雲蔵」での酒造りが始まります。将来はお酒や食のコンテンツの提供とともに、新しいスタイルの酒蔵見学も企画していくとのことです。


クラウドファンディングで酒蔵立ち上げ資金を募集中

仙台緑丘会の秋の芋煮会に毎年参加いただいている塚原社長さん。現在、酒蔵の立ち上げ資金をクラウドファンディングで募集されています。以下の「MAKUAKE」から協力できます。ご協力者には「碧雲蔵」の初仕込み記念の日本酒がお手元に届きます。ぜひよろしくお願い申し上げます。