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哲学史第4講 古代哲学③アリストテレス(その1)

2012/08/02 3:17 に 山根岩男 が投稿   [ 2013/06/12 21:09 に更新しました ]

7月28日、「哲学史の総括としての科学的社会主義の哲学」の第4講が労学協事務所に10人が参加して開かれました。

 今回は古代哲学の3回目でアリストテレス(その1)です。アリストテレスはマケドニアに医者の子として生まれ、プラトンが死亡するまでの20年間師事、プラトンの最も優れた弟子として、プラトンのイデア論を発展させると同時に、独自の哲学を世界観として確立していきます。ヘーゲルは「アリストテレスは古代の哲学者のうち、もっとも学ぶべき値打ちのある人である」、マルクスも「僕は古代の哲学者のうち彼(ヘラクレイトス)よりも好きなのはアリストテレスだけだ」と評価しています。そしてマルクスはアリストテレスの経済学における弁証法を「資本論」の商品における交換価値と使用価値の区別などに生かしていることなど、科学的社会主義の立場から学ぶべきアリストテレスの功績があげられていきました。

 質疑では、「大津のいじめでは加害者に対してツイッターやヘイスブックで集団ヒステリーのような状態が起きている。一方で原発再稼働反対の官邸デモが大きく広がり日本でもやればできるという状態が生まれているが、これをどのようにみればよいのか」という質問がありました。いじめは資本主義の競争による人間疎外が根本にある、官邸デモでは巨大メディアを利用して何が問題なのか真理を知らせないようにしているが、認識の発展は必ず真理に向かってすすむとの高村先生の答えに、「目からウロコだけでなく涙が出ました」との感想もありました。
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