科学の目でアベノミクスを斬る!

投稿日: 2013/10/07 12:37:32

広島県労学協は6月18日、学習会「科学の目でアベノミクスを斬る!」を広島ロードビルで開き、47人が関野秀明さん(下関市立大准教授・経済学)のユーモアを交えながらも怒りのこもった話に聞き入りました。

関野さんは、「アベノミクスで景気が良くなり暮らしが楽になるか」と問いかけ、一の矢・金融無制限緩和、二の矢・公共事業10兆円、三の矢・「成長戦略」大企業減税と規制緩和「構造改革」は試され済みのもので、国民に犠牲を押し付けるもので景気回復にもならないと、1995年以降の推移を表やグラフで分かりやすく分析しました。

2012年の国民所得をみると、1.5%(180万人)の富裕層が全体の30%、上位10%の人が40%の所得を占めている。

「社会保障と税の一体改革」で生活保護基準の切り下げ、年金切り下げの攻撃がかけられているが、生活保護・年金者を守ることは現役層の労働条件を守ることになると強調しました。またデフレから脱却するためにも働く人・中小企業者の所得を上げること、社会保障の充実を訴えました。