第102期労働学校 第4回「ここが変だよ日本の働き方」

投稿日: 2018/03/05 6:18:17

3月28日、第4回の労働学校「ここが変だよ日本の働き方」というテーマで自治労連書記局長の大内理恵さんにご講演いただきました。

大内さんは数年前にスイスのジュネーブにあるILO(国際労働機関)に行ったことがあり、その時の経験や感想を中心に話をしていただきました。スイスでは、職種や性別などで賃金の差別はなく、同じ労働であれば、時間によって賃金が決まるということです。たとえば、勤務時間の100%(週5日)働いた場合、月に30万円の賃金が出るとすると、40%(週2日)働くと12万円出るようになります。このように、勤務時間によって賃金が決まります。(同一労働同一賃金)同じ労働であれば賃金が同じなのは当たり前ですが、日本ではその当たり前が実現していないということです。たとえば、日本では公務員の中でも非正規雇用が拡大していますが、公務員である学校の給食調理員の方々は正社員も嘱託職員も、臨時職員も同じ仕事をしていますが、賃金の格差がとても大きいです。これも日本では当たり前になっていますが、本来は同一労働には同一賃金が適用されるのが当たり前です。

フランスでは、失業中もバカンスができるという話は有名ですが、日本でも労働者に優しい制度が確立するため私たちも力を尽くしたいと思います。