NO.244 反骨爺のつぶやき 高村よしあつ(常任理事)

投稿日: 2016/06/01 7:22:44

先月号の「反骨爺」で、今後の哲学講座をどうするか、思案中である事をお知らせした。それには理由がある。昨年末で78歳になったが、その頃脳梗塞が判明して、しばらく入院することになった。幸いにも梗塞部分は小さい範囲だったが、医者に言わせるとほかにもいくつか危ない部分があるというので、新しく血液サラサラの薬をもらうことになった。

問題は、日常生活上では脳梗塞を予知することは難しいところにある。これまで何となく健康だと思ってきたところから、数ヶ月または数年単位の講座を組んで20数年になるが、現在の「諺から見た弁証法入門」が今月で終わるので、その後の哲学講座をどうするかが問われてきた訳である。

哲学講座は継続したいが、長期間の講座とすることには、健康上の問題が生ずることになる。この矛盾を解決がもとめられることになる。そこで、月一回の割合で「高村塾」をひらき、一回ごとに科学的社会主義の哲学に関するテーマを定める。今回のように1時間の講義と1時間の討議で、「しゃべり場」の講座とする。若い人が参加できるように、一回500円の会費とする。健康上の問題がない限り、末永く継続するが、問題が生じればその段階で中断する。

これなら、受講生に迷惑をかけることもないだろう。テーマに一貫性がないのが気になるが、科学的社会主義の哲学を学びたいとの受講生の希望に応えることはできるだろうし、討論を通じて、次回のテーマが定まってくるのも面白いかもしれない。

のんびりと、あまり構えずに、一回ごとに哲学の「しゃべり場」を提供しようというわけである。気楽に哲学をしゃべり合うのも面白いかな、と思う。テキストとしては、「ものの見方・考え方」にしようかと考えている。こんな哲学講座なら、参加してみようと思われるかどうか、皆さんの意見をおききしてみたいので、「反骨爺」に登場した次第。とりわけ若い人の意見を聞いてみたい。