【東洋学研究所】2025年度第3回研究発表例会
【東洋学研究所】2025年度第3回研究発表例会
開催
2025年9月13日(土)14:00開催 於:対面・オンライン(GoogleMeet)
概要
発表1
『脱線で時間が終わるかも!井上円了が明治24年におこなった東北巡講について』
出野 尚紀 (いでの なおき) 客員研究員
井上円了は、1891 年 7 月 17 日から 9 月 6 日まで、山形県、秋田県、青森県、岩手県での巡講をおこなった。東京からの随行者は、同年 7 月に哲学館を卒えたばかりの秋田市出身で真宗大谷派僧侶の笹原貫軒であったが、8 月 14 日に発病したため、以後は最後の講演地花巻町まで能代町の館友藤沢泰が務めた。さて、出発日に「朝、上野発車。晩、福島泊」とある。乗車したのは 6 時 45 分上野駅発 15時 45 分福島駅発の列車に違いない。以降当日。
発表2
『未完のプロジェクトとしての哲学堂
―円了の思想・実践の変化と哲学堂の発展について』
長谷川 琢哉 (はせがわ たくや) 研究員
東京中野に現存する哲学堂(公園)は、井上円了がおよそ 14 年をかけて作り上げた「精神修養的公園」である。園内に設置された 77 のスポットを通して、哲学的真理の探求と精神修養を体験出来るというこの公園は、しかし当初はそのように構想されたものではなかった。さらに言えば、生前の円了は哲学堂を完成したものとはみなしておらず、絶えずあらたな工夫や活用を施すつもりであった。哲学堂を通して円了は何を目指していたのか。本発表では、哲学堂の発展を、円了の思想と実践の変化との関わりの中で考えてみたい。
発表3
『中世真宗における「物語」を用いた教化方法の一事例―
『有善女物語』を中心に』
板敷 真純 (いたじき ますみ)客員研究員
『有善女物語』とは、中世真宗で念仏教化の際に教化僧が用いた「物語」である。本書の最古のものは、本願寺八代蓮如の弟子である天然浄祐が書写したものといわれている。しかし本書は作者や成立年代が不明であることなど、複数の問題が指摘されほとんど論究されてこなかった。一方、本書は女性を対象とした念仏教化の際に実際に使用されたものと言われている。本書を検討することで、当時の真宗僧がどのような内容の教化を行っていたのか、その詳細を推察することが出来ると考える。
お申込み
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お問い合わせ
東洋学研究所 〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20 TEL:03-3945-7483 ✉:toyogaku@toyo.jp