2015年1月24日(土)東洋大学東洋学研究所プロジェクト・公開講演会「祖霊信仰研究の変遷」
主催:東洋大学東洋学研究所
祖霊信仰研究の変遷 山舘 順 先生
(サレジオ工業高等専門学校准教授)
日時: 平成27年1月24日(土)午後3時より
場所: 東洋大学白山キャンパス 5号館3階 5305教室
講演要旨:
日本人の祖先信仰について、方位観を手がかりに探りたい。
かつて柳田国男は中国渡来の陰陽道に由来する艮(うしとら)に対して、より古い時代に遡る乾(いぬい)の重要性を説いた。
本講演では代表的な祖霊観を紹介したのち、具体的な方位観研究の変遷を中世史と考古学の成果からとりあげる。
講演者 山舘 順(やまだて じゅん)先生のプロフィール:
1986年 学習院大学 文学修士(史学専攻)
1987年 育英工業高等専門学校(現サレジオ工業高等専門学校)講師
のち准教授となり現在に至る。
現在 日本技術史教育学会理事
専門分野 日本北方史、技術社会史
主要論文
「16-7世紀 北ドイツの非ハンザ都市ヴィルスターの商工業」1997年 『北欧史研究』第14号
「御曹子島渡と地理的認識」1998年 育英工業高等専門学校研究紀要 第24号
「幕末期の蒸気船技術者「前原巧山」の再評価」2012年 日本技術史教育学会誌 第13巻-2号
共著書
『新編 世界の歴史』2001年 学術図書出版社
『技術者倫理』2004年 学術図書出版社
『生命倫理事典 改訂版』2010年 太陽出版社
※東洋大学東洋学研究所では、中里巧研究員を研究代表者とする研究所プロジェクト「日本における先祖観の研究 ―古来の先祖観とその変容―」が平成25年度より3年間の計画で行われています。このたび、本プロジェクトにおきまして、日本北方史をご専門とされる山舘順先生より、中世考古学、民俗学の成果をつうじて、祖霊信仰と関わるとされる方位観についてご講演いただけることになり、公開講演会を開催する運びとなりました。
*入場無料・予約不要 皆様のご参加をお待ち申しあげます。
お問い合わせ先:東洋大学東洋学研究所
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