12月6日 東洋学研究所公開講演会「密教と曼荼羅思想」

              小峰彌彦 先生(大正大学教授) 

 日時: 12月6日(土) 午後3時~5時 

 場所: 東洋大学白山キャンパス 6号館3階 6311教室
 

 講演要旨:

 密教は後期大乗の範疇とみるか、あるいは別なものと考えるべきかなど、密教のとらえ方には温度差がある。なぜ見解の違いが生じるのか。こういった問題意識を背景にし、大乗仏教から密教へという流れを俯瞰した上で、改めて密教の存在意味を考えて見ることとしたい。

 密教の特殊性は教理を図像化した曼荼羅にあるので、特に胎蔵曼荼羅を中心にとりあげ曼荼羅思想の何たるかについて述べさせていただきたい。

 講演者 小峰彌彦(こみね みちひこ)先生のプロフィール:

 1945年東京に生まれる。大正大学大学院博士課程満期退学。大正大学元学長・現大正大学教授・真言宗智山派観蔵院住職。博士(仏教学)。研究分野は般若経研究、曼荼羅研究、日本精神文化の研究。 

 著書

 『曼荼羅図典』(共著・大法輪閣)

 『大乗経典解説事典』(編著・北辰堂)

 『大乗の菩薩』(編著・ノンブル社)

 『般若心経に見る仏教の世界』(単著・大正大学出版会)

 『図解・別尊曼荼羅』(編著・大法輪閣)

 『弁慶はなぜ勧進帳を読むのか~日本の精神文化と仏教』 (単著・NHK生活人選書)

 『空海読み解き事典』 (柏書房)

 『カラー版・図解・曼荼羅の見方』(単著・大法輪閣)

 『十三仏の鑑賞と描き方』(共著・大正大学出版会)

  

*講演会終了後、東洋大学白山キャンパス6号館1階の第3会議室にて、研究交流会を行います。

*定員100名 入場無料・予約不要 皆様のご参会をお待ち申しあげます。

お問い合わせ先:東洋大学東洋学研究所

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