東洋大学東洋学研究所 研究所プロジェクト・公開講演会
(オンライン)
井上円了における良心概念の変遷
ライナ・シュルツァ 先生
東洋大学情報連携学部准教授
東洋大学東洋学研究所研究員
東洋大学井上円了哲学センター研究員
同志社大学良心学研究センター客員研究員
日時:2022年2月5日(土)午後2時(14:00)開会
講演要旨:
井上円了の良心についての議論には様々な側面や変遷を見られる。
(1)進化論的批判 (2)倫理学的分析
(3)大良心の宇宙説(4)業による解釈
明治の良心言説の背景を語ったり、比較倫理学的考察を加えたりしながら、円了の良心に関する考えを紹介してみたい。
ライナ・シュルツァ(Rainer Schulzer)先生のプロフィール
1997年~1999年 ウッペルタール大学で文学、歴史、マクロ経済学を学ぶ
2000年~2009年 ベルリン大学で哲学、日本学、中国学を学ぶ
2010年~2015年 東洋大学井上円了記念学術センター(現井上円了哲学センター)客員研究員
2015年~2017年 テュービンゲン大学日本学科研究員
2018年~ 東洋大学情報連携学部准教授(基盤教育哲学担当)
主な著作
Inoue Enryō: A Philosophical Portrait, SUNY Press, 2019年
Guide to the Temple Garden of Philosophy, 東洋大学出版会、2019年
「井上円了を活論する:東洋大学の建学精神について」『論集 井上円了』教育評論社、2019年
「哲学と良心」章『良心学入門』同志社大学良心学研究センター編、岩波書店、2018年
※2021 年度より、本研究所の研究所プロジェクトとして、相楽勉研究員(本学文学部教授)を研究代表者とする研究「 西洋思想の受容と日本思想の展開―キリシタン時代と明治期以後― 」が進められています。今回、このプロジェクトにおいて公開講演会が開催されることになりました。どうぞふるってご参会ください。
○本研究発表会は、オンライン(Webex)にて行います。参加費無料ですが、申し込みが必要です。
○申し込み方法:toyogakuアットマーク(@を入れてください)toyo.jp宛てに2月3日までにメールをお送りください。メール本文には、「名前」「住所」「電話番号」を記載して下さい。折り返しWebexミーティング情報をお送りします。
○お問い合わせ先 東洋大学東洋学研究所〒112-8606東京都文京区白山5-28-20 電話番号03-3945-7483