Iさんが槍ヶ岳で100名山完登となるので、山岳部9名でお祝いを兼ねてやって来ました。しかし予期せぬ台風の襲来で暴風雨となり、槍の山頂は踏めませんでした。
初日のアプローチは色々で、直行バスで来た4人で上高地に入ります。
良いお天気の上高地をのんびり歩いて徳沢園に着きました。
徳沢園は山小屋というよりクラシカルな旅館という感じです。
全員そろって個室でくつろぎます。
食事もイワナの塩焼きや信州牛のステーキと豪華版です。
二日目はコースタイムが短いので、ゆっくり朝食を取ってから出発します。
横尾を通過。
一ノ俣、二ノ俣を超えて進みます。
沢沿いの道は歩き易いです。
最後の登りでひと汗かいて槍沢ロッジに着きました。
小屋に着いた直後から雨が降り出し、本降りになってきました。
台風15号の影響で、明日は午前中暴風雨(降雨量16ミリ、風速16m)、雨が上がるのは夜との予報で、槍沢を詰めるのは危険と判断し、槍沢ロッジで連泊することにします。
雨の槍沢ロッジで沈殿中。
連泊でもらったビール券とお弁当のちらし寿司で昼食。
何とこの日(9月第1金曜)は、槍ヶ岳開山197年目の播隆祭前夜祭とのことです。
穂刈社長やゆかりのお寺の住職からご挨拶があって、ビールやジュースが振舞われました。
槍ヶ岳に登れなかったので、下山日に早出して天狗池をピストンすることにします。
台風一過の青空に、稜線がモルゲンロートに輝いています。
槍沢を離れて天狗池の道に入ります。
高度を上げると槍の穂先が見えてきました。
ナナカマドと槍ヶ岳。
チングルマと槍沢渓谷。
広々としたカールを遡ります。
天狗池に到着。真っ青な空と槍ヶ岳、鏡のような水面に逆さ槍が映っています。
全員で記念撮影。
下山も時間が掛かるので15分ほど休憩して引き上げます。後ろに見えるのは端正なシルエットの常念岳です。
広々として美しいカール。
色の濃いタテヤマリンドウ。
下りは良いペースでおりていきます。
槍沢ロッジに戻ってランチ休憩、シェルパカレーが人気でした。
時間を気にしながら上高地を下り、5時ちょうどにバスターミナルに着きました。
下山後は中の湯温泉に投宿。
100名山完登祝いのはずでしたが、残念会になりました。
建て替えた中の湯は高級ホテルのようで、食事もおいしかったですが、秘湯という感じはありませんでした。
最終日、松本に出て電車組で打ち上げ。
新三よしという馬刺しの店で一杯やって帰りました。