2017.6.9(金)、晴、気温20℃位、西風
成田→千歳→南北海道観光(優駿ロード、襟裳岬、風の館など)→アポイ山荘泊
2017.6.10(土)、曇りのち雨、気温15℃位、南東風やや強し
登山口(6:20)→5合目小屋(7:40~8:00B)→アポイ岳(9:15)→吉田岳手前のポコ(10:00)→アポイ岳(10:35)→幌満お花畑(11:05)
→5合目小屋(12:00~12:35L)→登山口(13:40)→昆布温泉泊
2017.6:11(日)、晴通り雨、気温20℃位、風弱し
南北海道観光(芽生すずらん群生地など)→千歳→成田
今年の山岳部の6月山行は、アポイ岳と南北海道観光です。登山の日が雨降りで海を見ながらの稜線歩きはできませんでしたが、アポイ岳特有の高山植物を沢山見ることができました。また、南北海道観光は美味しい海の幸と温泉で大満足でした。
毎年6月はLCCを使って地方の山に登っていますが、今年は日高のアポイ岳に登るべくやってきました。千歳から海を見ながら優駿浪漫街道を南下します。
北海道の南の果て襟裳岬にやって来ました。空の青、海の青がきれいです。
ランチは静内市内の「あま屋」で海の幸を頂きます。
新しくできた観光施設「風の館」を見学します。襟裳の風物を記録した映画や、望遠鏡で海に遊ぶゼニガタアザラシを見ることができます。
襟裳岬の突端は、日高山脈がそのまま海の中に続いている様子が良く分かります。
本日はアポイ岳の麓にあるアポイ山荘に投宿します。名前は山荘ですが、とても立派なホテルです。
お料理は和洋折衷のご馳走です。こちらはヒメマスのバター焼き。
こちらは風力体験室、風速25mの強風を体験することができます。
アポイ岳登山の日、朝方の雨が何とか上がり空も少し明るくなってきました。右がアポイ岳、左奥が吉田岳のようです。
よく整備された登山道が樹林の中に続きます。写真の中程に見えるのはヒグマよけの鐘です。
札幌在住のSさんも合流されて前夜祭開始、笑顔がこぼれます。
山の中腹からカンラン岩が見られるようになってきました。硬くツルツルしているので、滑らないように要注意です。
ガスが湧いてきた稜線を登っていきます。
夜遅くまで楽しい宴が続きました。
ひと時ガスが薄れて冬島漁港が望めました。
こちらはアポイアズマギク、アズマギクの固有変種とのこと。
アポイ山荘のすぐ裏のジオパークが登山口です。
8合目から先の馬の背に入ります。本当は海を見ながら気持ちよく登る場所ですが、今日はガスと強風で大変です。
5合目に避難小屋があり、ここで朝食のおにぎりを頂きます。
足下に何気なく咲いている花はタンポポのようですが、エゾコウゾリナというアポイ岳の固有種です。
こちらは可憐なサマニユキワリです。
あまり見たことのない花ですが、ヒロハヘビノボラズというそうです。蛇が嫌いな花なのでしょう。
紫色の可憐な花はアポイクワガタ、アポイ岳の固有品種です。
お花畑があるという吉田岳に向かいますが、ハイマツが濃くなり天気も悪いので、途中のポコで引き返すことにします。
黄色でよく目立つのはキンロバイです。
幌満お花畑から長いトラバース道を8合目まで戻ります。薄暗く歩きにくい道でしたが、途中にエゾオオサクラソウの群落があり、疲れた足を慰めてくれます。
岩陰には可愛いアポイタチツボスミレが咲いています。
札幌に戻るSさんと別れて、本日はみついし昆布温泉「藏三」に泊まります。
次々と現れる高山植物を追ううちに、アポイ岳山頂に到達しました。800m余の低山ですが、花の名山と言われるのもうなずけます。
帰り道は稜線伝いに幌満お花畑経由の道を進みます。が、「お花畑」は過去のもので、盗掘のため砂礫地が広がっているだけでした。
アポイ岳登頂を祝して乾杯。
後半雨脚が強くなってきましたが、無事に下山して、アポイ山荘の温泉で体を温めて山行を終えました。
最終日は一寸寄り道して平取町の芽生すずらん群生地を訪れます。自生しているスズランの群生地では日本一だそうです。
千歳空港に戻って、お土産を買ってからいつものレストランへ。
道の駅に併設された施設ですが、新しくてとても立派なところです。
マツカワ鰈やツブ貝など海の幸が満載の食事を堪能しました。
雨に濡れたスズランが可憐な花を咲かせていました。
楽しい反省会のあと、成田経由で千葉の自宅に帰りました。
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