2017.8.5(土)、晴、気温25℃位、風弱し
新宿バスタ(7:15)→上高地BT(12:45~13:20)→明神(14:05)→徳沢(15:00)→横尾(16:00泊)
2017.8.6(日)、晴れのち霧、気温20℃位、風弱し
横尾(5:05)→本谷橋(6:10~6:40B)→涸沢ヒュッテ(8:30~9:10)→ザイテングラード取付(11:00)→穂高岳山荘(12:40泊)
2017.8:7(月)、晴のち雨、気温20℃位、南風
穂高岳山荘(4:55)→奥穂高岳(5:55~6:25B)→紀美子平(8:30)→岳沢小屋(12:25~:50)→七合目風穴(14:35)→上高地BT(15:40)→松本→長野→東京
今年の夏山は、家族3名とTさんHさんの5名で奥穂高岳に登る計画です。迷走した長命台風5号が奄美諸島からUターンしてくるようで、お天気を気にしながらの出発となりました。
今回は余裕を見てコースを組んだので、夜行バスは使わず朝便のアルピコで上高地に向かいます。少し到着が遅れましたが、乗り換えが全く不要で楽チンでした。
観光客に混じって上高地の遊歩道を進みます。子供連れや外国人の姿も多いです。
上高地で帰りのバスの予約をしてから出発します(二日後まで可)。お天気が心配でしたが、雲が多いながらも晴れています。
キツリフネは花がぶら下がっている感じで「吊り船」で覚えます。
色々な花が咲いていて、目を楽しませてくれます。こちらはヒヨドリソウとヒョウモンチョウ。
予定していた16時に横尾山荘に到着しました。台風のせいかお客さんは少な目でくつろげます。
センジュガンピも沢山咲いています。
二日目も晴れています。青空と屏風岩を見上げながら本谷橋に向かいます。
横尾山荘の部屋は二段ベットのプライベートスペースで快適に過ごせました。
本谷橋からは長い登りですが、涸沢や穂高の山並みが遠望できて励ましてくれます。
沢沿いの道を約1時間で本谷橋に到着。こちらで朝食を取ります。
涸沢をバックに家族でポーズ、みな元気です。
涸沢ヒュッテに着いて大休止。名物のおでんはとても美味しいです。
涸沢小屋の前を抜けて、カールを登っていきます。
足下には色々な高山植物が咲いています。こちらはハクサンフウロです。
こちらはチングルマ。
涸沢カールを彩るお花畑(ミヤマキンポウゲ)。
途中からザイテングラードに取付き岩稜を登っていきます。
シナノキンバイとミヤマキンポウゲ。
小屋は空いていて、談話室の一番良い場所に陣取ってビールやワインを頂きます。
後半ペースが落ちましたが、無事に穂高岳山荘に到着しました。午後から霧が出て、時折にわか雨の降る天気に変わりました。
夜中に風の音で何回も目が覚めましたが、一夜明けると快晴で、常念岳の肩に登る朝日を拝みます。
部屋も個室を頼んだので快適に過ごすことができました。
少し進むと槍ヶ岳も姿を現し、アルプスの峰々を従えて奥穂高岳を目指します。
小屋を出発し最初の取付きにある梯子を3本登ります。
山頂からは遮るもののない大展望で、方位版にある山が全部見える感じです。
奥穂高岳に到着。立派な祠ができていたのに驚きましたが、よじ登って記念写真を撮ります。
槍ヶ岳と左に立山、水晶岳、薬師岳、右に針ノ木岳、白馬岳、鹿島槍ヶ岳
前穂高と北尾根、蝶ヶ岳、常念岳方面
台風の風で空が澄み、素晴らしい天気になりました。
奥穂高岳山頂で朝食の朴葉寿司を頂きます。たいへん美味です。
奥穂高岳から吊り尾根に入ります。最初に長い鎖場が2ヶ所あって緊張します。
足下には可憐なイワギキョウの花も咲いています。
その先の重太郎新道も岩稜帯の厳しい道です。
少し時間がかかりましたが、吊り尾根を抜けて紀美子平で小休止です。
遥か下に見える岳沢ヒュッテに向けて下っていきます。
僅かなスペースに高山植物が咲いています。こちらはミヤマオトギリです。
コースを外さないように目印を拾いながら。
やっと岳沢ヒュッテに到着しました。重太郎新道の下りに苦戦してかなり時間がかかっています。
こちらはクルマユリ、鮮やかなオレンジが目を引きます。
長い梯子もあり慎重に下ります。
なんとか16時のバスに間に合いました。先に下りていたR子ちゃんとTさんと合流してバスに乗り込みました。松本では、台風の影響で特急あずさが全休するというハプニングがあって、篠ノ井線で長野へ出て北陸新幹線で帰京するという綱渡りで山行を締めくくりました。
足に力の入らなくなったHさんを励まして岳沢を下っていきます。まだまだ先が長く、バスの時間が気になります。
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