8月の穂高岳で膝を傷めてしまったので、今年の夏休みは青森で温泉三昧の旅行に出かけることにしました。
夜行バス「ラフォーレ号」で青森にやって来ました。青森を訪れるのは5年ぶり位だと思います。
天守閣のなかで戦装束で記念撮影です。
レンタカーを借りて弘前城へ。可愛い4層式の天守閣です。
弘前城をあとに津軽半島を北上し、金木の斜陽館にやって来ました。太宰治の生家で、個人の住宅とは思えない立派なお屋敷です。
弘前城のお堀の前にある江戸時代から続く酒屋で、弘前の銘酒「豊盃」の大吟醸を入手しました。
金木を後に西へ向かい、千畳敷海岸にやって来ました。沖合まで浸食された岩の浜が続くダイナミックな風景です。
金木は津軽三味線の発祥の地とのことで、斜陽館に隣接された施設でライブを聞くことができます。
車を駆って、黄金崎の不老ふ死温泉までやって来ました。昔、白神山に登った時に立ち寄りましたが、宿泊するのは初めてです。
明るい日差しと日本海の風が溢れています。
翌日は長距離ドライブで、青森県を横断したあと北上し、下北半島の先端大間岬までやって来ました。
黄金崎の海岸に沸く赤褐色の露天風呂。日本海に沈む夕日を眺めて、恵方にあるという極楽浄土のことを思いました。
大間からさらに車を進め、佐井港から仏ヶ浦を訪ねる観光船に乗り込みます。
大間に来たらマグロ丼は外せないでしょう。地場のマグロは新鮮でさっぱりしています。
二日目の宿は、むつ市のビジネスホテルにして、地元の居酒屋に飲みに出かけます。
仏ヶ浦は、津軽海峡の荒波が何万年もかけて凝灰岩を浸食したもので、白く特異な岩肌に驚きます。ちょっと他では見られない風景です。
三日目は霊場恐山を訪ねます。
お世話になった「海魚」という居酒屋は、美味しい肴と地酒が揃っていて、とてもグッドでした。
湯小屋がいくつかあり温泉に浸ることができます(無料)。白濁したお湯が体と心に沁みわたります。
広い敷地内に、火山ガスの噴出する地獄や極楽の浜を抱えた霊場は、不思議な静けさをたたえています。
下北半島をあとに黒石の青荷温泉にやって来ました。ランプの宿として有名な一軒宿の温泉です。
宇曽利湖畔の極楽の浜には風車がいくつも立てられていました。
滝見の湯では、すだれ状の滝を眺めながらヒバの香る温泉に浸かることができます。
4ヶ所ある温泉はどれも源泉かけ流しで、無色透明のきれいなお湯が溢れています。
最終日は三内丸山遺跡を見学します。青森市の中心地からほど近く、広大な敷地につくられた立派な施設です。
夕食もランプの下でいただきます。薄暗い中での営みは、あくせくした日々の生活を忘れさせてくれました。
三内丸山遺跡のシンボル、大型掘立柱建物は大迫力でした。
縄文前中期(BC3500~)に1000年以上繁栄した集落跡からは、550棟以上の住居や遺物が見つかっています。
今回は青森の各地を巡ることができて、とても良い旅になりました。帰りは新青森からはやてに乗って千葉の自宅に戻りました。
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